最新記事

ヘルス

「セックスの喜び」ピークは64歳、90歳でも現役! その理由に納得

2018年2月5日(月)16時20分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

「年齢が上がれば、他人にどう思われるか、社会でどうあるべきか、パートナーはどう考えているか」よりも、自分の嗜好を追求する姿勢が透けて見えるが、「節操のないセックス」のリスクを把握することも必要だろう。

好む領域で経験豊富

「テクニック」についても、それぞれの嗜好が顕著になる60代はピークの目安のようだ。「60代の多くは、それぞれが自分の好む特定の領域での経験を蓄積していた」とカステラーノスは言う。過去の研究では、年を取るにつれて性生活も収束するという一般的な考え方と対照的な現実も明らかになっている。高齢者はパートナーと過ごすために多くの時間を費やしているのだ。

医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載された2007年の調査報告によれば、結婚しているか、親密なパートナーのいる高齢者の大部分は、80代でも活発な性生活を送っていることが確認された。そのうちの多くが、80~90代でも、セックス、オーラルセックス、マスターベーションを経験したと報告されている。

今回の調査結果は、セックスが単なる若者のお遊びではないことを証明するものだ。超高齢化社会として世界でも類を見ない日本にとっても、見逃せないデータのひとつではないだろうか。

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米アトランタ連銀総裁「高インフレ長期化も」、利下げ

ビジネス

米製造業新規受注、5月は前月比8.2%増 民間航空

ワールド

プーチン氏「ウクライナ目標取り下げず」、交渉は継続

ビジネス

ECB、世界貿易巡る不確実性に警戒 6月理事会の議
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 3
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 4
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 5
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 6
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 7
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 8
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギ…
  • 9
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 10
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中