最新記事

食肉

カンボジアで飼育されている巨大変異ブタ、安全なのか?

2017年10月5日(木)17時20分
クリスティン・ヒューゴ

巨大な上に変形している Facebook

<あまりの大きさ、あまりの異様さに、どんな飼育法をしているのか、食肉として流通していないか、警戒感が広がっている>

カンボジアの巨大養豚の安全性が問われている。巨大なサイズと異様に発達した筋肉(とくに変形した臀部)も異常だが、動画を見た人によれば歩き方が尋常ではないという。

ブタは普通でも一般の消費者が考えるよりはるかに大きくなるのは事実だが、ここに写っているカンボジアのデュロック種は、アメリカで飼育されている大型養豚の大ヨークシャー種もかなわない大きさだ。

この豚が遺伝子組み換え種だというのは、米動物保護団体のPETA(動物の倫理的待遇を 求める人々の会)の主張で、本当のところはわからない。筋骨隆々になるよう育てられただけの可能性もある。

だが研究レベルでは、2015年に韓国で筋肉量2倍の遺伝子組み換え豚を作った事実があるし、筋肉量を制御するミオスタチンという遺伝子を操作することで、もっと赤身の多い肉を生産しようという試みもある。カンボジアの巨大豚もこの系統かもしれない。

米食品医薬品局(FDA)はこれまで、特定の遺伝子組み換え鮭を認可しているが、遺伝子組み換えの豚肉が流通しているとしたら、現段階ではすべて違法になる。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

高市氏「ベネズエラの民主主義回復に努力」、米攻撃支

ワールド

サウジ、イエメン南部問題で対話呼びかけ 分離派が歓

ワールド

焦点:ベネズエラ介入でMAGA逸脱、トランプ氏は「

ビジネス

追加利下げは「まだ先」の可能性=米フィラデルフィア
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...強さを解放する鍵は「緊張」にあった
  • 2
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 3
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 4
    2026年の節目に問う 「めぐみの母がうらやましい」── …
  • 5
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    「断食」が細胞を救う...ファスティングの最大効果と…
  • 8
    松本清張はなぜ「昭和の国民作家」に上り詰めたのか…
  • 9
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 10
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 3
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 4
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 5
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 6
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 7
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 8
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 9
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 10
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中