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フィンテックの台頭でお堅い銀行が様変わり

2017年7月24日(月)11時02分
リー・キューエン

現状では、金融機関から融資を受けられない人が多い。「アメリカではクレジットスコアの問題により、融資市場から締め出されている人が5300万人に上る」と、トーマスは言う。この人たちを顧客にできれば、ローン会社はビジネスを飛躍的に成長させられる。

その点、ケニアやタンザニアなどで約200万件の超小規模融資を行っている新興フィンテック企業のタラは、既存のやり方とは異なる方法で融資審査を実施している。具体的には、ヌーバンクと同様に、スマートフォンのデータを活用する。どのような人と通話し、どのような場所に出入りしているかを基に、貸し倒れリスクを判断するのだ。

同社によれば、返済率は92%。これは、従来型のローン会社と比べても見劣りしない水準だ。

「従来の金融機関がこうした顧客層を獲得しようと思えば、融資審査のやり方を変え、顧客との接点の持ち方を変えなくてはならない」と、タラのシバニ・シロヤCEOは言う。「実店舗を重視する発想がまだ強いが、今はスマートフォンの時代。考え方を変える必要がある」

重厚な店舗と紙の書類の時代は、終わりが近づいているのかもしれない。

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[2017年7月25日号掲載]

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