最新記事

アメリカ政治

トランプ政権の広報部長が辞表 ロシア疑惑でスタッフ刷新へ

2017年5月31日(水)09時32分

5月30日、トランプ米大統領(写真)は、ロシアとの癒着疑惑を巡る調査が娘婿で大統領上級顧問を務めるクシュナー氏など政権中枢まで及ぶ中、政治的な打撃を回避しようと、広範な政権スタッフの変更を計画しているもようだ。伊シチリア島で27日撮影(2017年 ロイター/Darrin Zammit Lupi)

トランプ米大統領は、ロシアとの癒着疑惑を巡る調査が娘婿で大統領上級顧問を務めるクシュナー氏など政権中枢まで及ぶ中、政治的な打撃を回避しようと、広範な政権スタッフの変更を計画しているもようだ。

ホワイトハウスは30日、トランプ米大統領のコミュニケーションディレクターを務めていたマイク・ダブキ氏が辞任すると明らかにした。

ダブキ氏は「トランプ大統領や政権のために働くことは大変光栄だった」と声明を発表。ただ、辞任の理由は明らかにしていない。

ダブキ氏は、ホワイトハウスのプレスや広報関連業務を行う部門のディレクターを3月から務めている。スパイサー報道官は毎日のメディア向け記者会見を担当する一方、ダブキ氏は、ホワイトハウスのメッセージ戦略を担当している。

初の外遊から帰国したトランプ大統領はスタッフ刷新に着手する見込みで、同氏の辞任もこの延長線上にあるとみられている。

関係筋によると、トランプ氏は元選挙対策本部長など、経験豊かな政治の専門家を側近に加えたい考え。

アクシオス・ニュースは、スパイサー報道官によるブリーフィングを減らし、トランプ大統領が直接メディアの質問に答える機会を増やすことも検討されていると伝えている。

スパイサー報道官は記者会見で、スタッフ刷新について質問された際に「大統領は現在のチームで非常に満足している。大統領には重要な課題がある」と答えた。

スパイサー報道官を巡っても退任するとの観測が根強くあるが、大統領上級顧問のケリーアン・コンウェイ氏はフォックスニュースとのインタビューで、退任観測を否定した。同氏はまた、今後もホワイトハウス高官や閣僚が記者会見で担当分野についての説明を行う予定だと説明した。

[ワシントン 30日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ミネソタ州に兵士1500人派遣も、国防総省が準備命

ワールド

EUとメルコスルがFTAに署名、25年間にわたる交

ワールド

トランプ氏、各国に10億ドル拠出要求 新国際機関構

ワールド

米政権、ベネズエラ内相と接触 マドゥロ氏拘束前から
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向」語る中、途方に暮れる個人旅行者たち
  • 2
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 5
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 6
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」…
  • 7
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 10
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 8
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 9
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 10
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中