最新記事
アメリカ政治

トランプ「彼は目立ちたがり屋」 コミー氏を改めて批判 議員ら反発

2017年5月12日(金)10時32分

5月11日、トランプ米大統領は9日に解任した米連邦捜査局(FBI)長官のコミー氏について「目立ちたがり屋」と批判し、自身はロシアの米大統領選介入疑惑を巡るFBIの捜査の対象にはなっていなかったと語った。写真は10日撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)

トランプ米大統領は11日、9日に解任した米連邦捜査局(FBI)長官のコミー氏について「目立ちたがり屋」と批判し、自身はロシアの米大統領選介入疑惑を巡るFBIの捜査の対象にはなっていなかったと語った。

コミー氏の評価について米上院議員やFBI長官代行からは反論が相次ぎ、FBI長官代行はロシアの米大統領選介入疑惑を巡る捜査を精力的に続行する意向を表明した。

コミー氏解任後初となるインタビューで、トランプ大統領はNBCニュースに対し「コミー氏は目立ちたがり屋で、スタンドプレーをする人間だ。FBIは混乱状態にあった」と語った。

また「解任するつもりでいた。私の決定だ」とし、「助言の内容にかかわらず、解任することを考えていた」と言明。ホワイトハウスやペンス副大統領はこれまでに、コミー氏の解任はセッションズ司法長官やローゼンスタイン司法副長官の助言に基づく決定だったと説明しており、トランプ氏の発言はこれと矛盾する格好となった。

民主党のシューマー上院院内総務は、ローゼンスタイン司法副長官に来週、上院で状況について説明をするよう求めたことを明らかにし、セッションズ司法長官もコミー長官解任について上院議員に説明することを望むとした。

上院情報委員会のリチャード・バー委員長(共和党)とマーク・ワーナー議員(民主党)はコミー氏を高く評価する立場を示し、ワーナー議員はトランプ大統領の発言で気分を害したと述べた。

ホワイトハウス報道官はこの日、トランプ大統領が近日中にFBI本部を訪問する予定だと明らかにした。しかしMSNBCは、FBI当局者がホワイトハウスに対し、大統領は温かく迎えられないとの見方を伝えたため計画が取り消されたと報じた。

ホワイトハウス高官によると、コミー長官の後任にはマイク・ロジャース元下院議員が検討されている。FBI長官人事は上院の承認が必要となる。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:イラン戦争でインフレ再燃、トランプ政権に

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、中東停戦維持期待で安全資産

ワールド

イラン交渉団がパキスタン到着、レバノン停戦要求 米

ビジネス

米国株式市場=まちまち、中東交渉控え様子見 ハイテ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 5
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 8
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 9
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 7
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中