最新記事

シリア攻撃

G7外相会合、シリアへのミサイル攻撃巡り米国に説明要請へ

2017年4月10日(月)11時40分

4月10日、イタリアのトスカーナ州で開催される先進7カ国(G7)外相会合では、シリア内戦が主要議題となる見通しで、米軍によるシリア空軍基地へのミサイル攻撃を巡り欧州諸国や日本は米国に明確な説明を求めるとみられる。写真は3月、シリア・アレッポを走行する米軍装甲車(2017年 ロイター/Rodi Said)

イタリアのトスカーナ州で10日から開催される先進7カ国(G7)外相会合では、シリア内戦が主要議題となる見通しで、米軍によるシリア空軍基地へのミサイル攻撃を巡り欧州諸国や日本は米国に明確な説明を求めるとみられる。

議長国イタリアはシリアの6年にわたる内戦の終結を目指した国連の取り組みについて、共同声明で後押しすることを望んでいる。

米国は6日、シリア北部への化学兵器攻撃の拠点となったとされる空軍基地に対するミサイル攻撃を実施。トランプ大統領は、これまでの米政権よりも他国の問題への干渉を控える姿勢を示唆してきたため、この攻撃に外交関係者の多くは当惑している。

ただ、欧州諸国の大半が求めているように、米国がアサド政権の退陣を目指しているかは定かではなく、G7外相会合ではティラーソン米国務長官が米国の立場について他国から説明を求められる見通し。

ヘイリー米国連大使は週末に、シリアの政権交代はトランプ氏にとっての優先課題だと述べた一方で、ティラーソン国務長官は8日、最優先課題は過激派組織「イスラム国」(IS)の打倒だと語った。

欧州諸国は政権移譲を通じたシリア内戦の政治的解決に米国が完全に同意するよう求めているため、米高官の見解にばらつきがあることに懸念が生じている。

欧州の外交当局者は、「米国は表向きは同意すると言いながら裏で何の根拠も示していない」と批判した。

2日間の日程で行われる外相会合では、シリアのほか、北朝鮮やロシアを巡る問題、リビア情勢、テロ対策、イランとの関係なども議題に上るとみられる。

[ルッカ(イタリア) 10日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:カジノ産業に賭けるスリランカ、統合型リゾ

ワールド

米、パレスチナ指導者アッバス議長にビザ発給せず 国

ワールド

トランプ関税の大半違法、米控訴裁が判断 「完全な災

ビジネス

アングル:中国、高齢者市場に活路 「シルバー経済」
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 2
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 5
    「人類初のパンデミック」の謎がついに解明...1500年…
  • 6
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 7
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 8
    「体を動かすと頭が冴える」は気のせいじゃなかった⋯…
  • 9
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 10
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 5
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 9
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中