最新記事

アメリカ政治

ファーストレディーは才女イヴァンカ?

2016年12月16日(金)16時00分
ルーシー・クラーク・ビリングズ

一時は駐日大使、の噂も流れたイヴァンカ・トランプ Rick Wilking-REUTERS

<トランプ次期大統領の出来すぎた娘イヴァンカがファーストレディーになる? メラニア夫人が早々に、ニューヨークで学校に通うバロン君のためホワイトハウスには入らないと言っていたのはこの布石だったのか?>

 ドナルド・トランプが大統領に就任したとき、ファーストレディーの席に座るのは長女イヴァンカになりそうだ、という報道が相次いでいる。

 CNNによれば、政権移行チームは現在ミシェル・オバマ米大統領夫人が執務に使っているホワイトハウスのウエストウイングにファーストレディ専用オフィスを新設する計画という。

 イヴァンカは以前、政権入りの可能性を否定したが、「意見はしっかり言わせてもらう」と言っていた。

【参考記事】トランプファミリーの異常な「セレブ」生活

 ニューヨーク・タイムズが報じたところによると、トランプ選対の内部関係者は報道陣に対し、イヴァンカは「トランプの考え方に影響を与えられる数少ない人間の一人」。もっと最近では、トランプ自身が、イヴァンカとその夫のジャレド・クシュナーが政権に関与してくれれば最高だと言っていた。

 今月に入って、「女性問題や子育て問題でイヴァンカの右に出る者はいない」と言ったこともある。

アップル、テスラ、マイクロソフトなどスーパーハイテクCEOを自宅に招いて会談したトランプ(右列中央)。イヴァンカ(中央)と夫のクシュナー(その右)も同席した。

 CNNは情報の出所はトランプの報道担当者ホープ・ヒックスだと言うが、ヒックスは否定している。「イヴァンカの関わり方については何も決まっていない」と、ヒックスは言う。

 トランプの妻メラニアは、長男のバロン(10)の学年が終わるまではホワイトハウスには入らないと11月に発表。来年1月20日の大統領就任式には誰が公なファーストレディーの座に座るのか憶測を呼んでいる。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

プーチン氏「欧州と戦争望まず」、戦う準備は完了

ビジネス

ユーロ圏インフレは目標付近で推移、米関税で物価上昇

ワールド

ウクライナのNATO加盟、現時点で合意なし=ルッテ

ワールド

紛争終結の可能性高まる、容易な決断なし=ゼレンスキ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大気質指数200超え!テヘランのスモッグは「殺人レベル」、最悪の環境危機の原因とは?
  • 2
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が猛追
  • 3
    海底ケーブルを守れ──NATOが導入する新型水中ドローン「グレイシャーク」とは
  • 4
    若者から中高年まで ── 韓国を襲う「自殺の連鎖」が止…
  • 5
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯…
  • 6
    もう無茶苦茶...トランプ政権下で行われた「シャーロ…
  • 7
    【香港高層ビル火災】脱出は至難の技、避難経路を階…
  • 8
    22歳女教師、13歳の生徒に「わいせつコンテンツ」送…
  • 9
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 10
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中