最新記事

音楽

X JAPANのYOSHIKI、ニューヨークでコンサートを行うと発表

2016年9月20日(火)12時05分
小暮聡子(ニューヨーク支局)

Photo: Satoko Kogure for Newsweek Japan

 人気ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIは19日、ニューヨークで開かれた政府主催の訪日促進イベントに登壇し、来年1月12日と13日にニューヨークのカーネギーホールでクラシックコンサートを開催すると発表した。X JAPANとしては2014年10月にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでコンサートを行いファンたちを歓喜させたが、音楽の殿堂・カーネギーの舞台ではYOSHIKIがソロで東京フィルハーモニー交響楽団と共演する。

 YOSHIKIはニューズウィークの取材に対し、曲目として1999年に「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」で披露した自身作曲のピアノコンツェルトや、チャイコフスキーの曲などを検討していると明かした。チケットの発売開始は「今月末くらい」だという。

 政府が2020年東京オリンピックを見据えて海外へのアピールを加速させるなか、世界的な音楽家であるYOSHIKIが東京オリンピックにどう関わるのかも気になるところだ。そこで、オリンピックの音楽監督への就任を打診されたのでは、という憶測について聞いてみると、「そんなことはない」と苦笑。オリンピック関係者と話すことはあると言うが、憶測としては少し先走りしすぎだったようだ。

 とはいえ「もし就任を依頼されたらどのようなコンセプトにするか」という質問には「もしそういうことがあったら、そのときはちゃんと考えます」という答えだったので、音楽監督を任されることに後ろ向きということではないのかもしれない。YOSHIKIの意向はどうであれ、来年カーネギーでのコンサートが成功すれば2020年を期待する声がますます強くなることは間違いない。

参考記事:【動画】外国人を(嵐よりも)魅了するサムライ集団「TAO」って何者?
参考記事:東京五輪の観戦客には中継映像の「おもてなし」を

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

ECB利下げ、大幅な見通しの変化必要=アイルランド

ワールド

台湾輸出受注、10カ月連続増 年間で7000億ドル

ワールド

中国、日本が「間違った」道を進み続けるなら必要な措

ビジネス

26年半ばの金目標価格4500ドル、300ドル引き
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 7
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 8
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 9
    【クイズ】中国からの融資を「最も多く」受けている…
  • 10
    「これは侮辱だ」ディズニー、生成AI使用の「衝撃宣…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中