最新記事

2016米大統領選

5日のクルーズ氏勝利で共和党指名争いは反トランプ派に勢い

次のヤマ場は19日にトランプ氏の地元ニューヨーク州で行われる予備選

2016年4月7日(木)10時56分

4月6日、米大統領選の共和党候補者指名争いは、ウィスコンシン州予備選でクルーズ上院議員が勝利したことを受け、トランプ氏阻止を目指す勢力が勢いづいている。写真はクルーズ氏の勝利を喜ぶ支持者ら。5日撮影(2016年 ロイター/JIM YOUNG)

米大統領選の共和党候補者指名争いをめぐり、5日に行われたウィスコンシン州予備選でテッド・クルーズ上院議員が勝利したことを受け、不動産王ドナルド・トランプ氏の指名獲得阻止を目指す勢力が勢いづいている。

反トランプ氏を掲げる団体「アワー・プリンシパルズPAC」のケイティ・パッカー代表は「われわれの資金提供者は11月の本選で勝利できる、信念を持った保守主義者の指名に全力を挙げている」と説明。「資金提供者は長い道のりになると理解し、われわれの使命と戦略に賛同している」と述べた。

次のヤマ場は19日にトランプ氏の地元ニューヨーク州で行われる予備選だ。同氏が勢いを取り戻す上で重要な争いとなる。モンマス大学が同州の共和党員を対象に実施した世論調査(4日発表)によると、トランプ氏の支持率は52%となっており、オハイオ州のジョン・ケーシック知事の25%、クルーズ氏の17%を大きく上回っている。

共和党ニューヨーク州委員会のエド・コックス委員長は、同州が候補指名争いを決定付けると指摘。「ニューヨークの幅広い多様性を考慮すれば、決定的な節目になると思う」と述べた。

AP通信の集計によると、代議員獲得数はトランプ氏が743人、クルーズ氏が517人、ケーシック氏が143人となっている。トランプ氏が指名獲得に必要な1237人に達するには、残りの代議員の約55%を獲得する必要がある。

前出のパッカー氏は、候補指名争いの決着は7月に開かれる共和党全国大会にもつれ込むとみて、戦略の転換を進めている。

一方、民主党の候補者指名争いでは、バーニー・サンダース上院議員がウィスコンシン州で勝利。しかし、代議員獲得数でヒラリー・クリントン前国務長官との大きな差を覆すのは容易ではない情勢だ。

[ワシントン/ニューヨーク 6日 ロイター]

120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トルコ、イランの弾道ミサイル迎撃 NATO防空シス

ワールド

対イラン作戦、現時点で地上部隊投入は含まれず=米報

ビジネス

ロシアのタンカー沈没、ウクライナ無人機攻撃か プー

ワールド

イラン外相「攻撃は米国が標的」と説明、カタールは否
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 7
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 8
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 9
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 10
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中