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朝鮮半島

米高官「北朝鮮の人工衛星、軌道で再び不安定な状態に」

今月初めに北朝鮮が発射した「人工衛星」、地球へのデータ送信は確認されず

2016年2月19日(金)10時49分

2月18日、米高官や複数の関係者によると、北朝鮮が今月初めに打ち上げた人工衛星は軌道で再び不安定な状態となっている。写真は7日に打ち上げられたロケット。KCNA提供(2016年 ロイター)

 米高官や複数の関係者によると、北朝鮮が今月初めに打ち上げた人工衛星は軌道で再び不安定な状態となっている。

 北朝鮮は今月初めに発射した人工衛星が軌道侵入に成功したと発表している。ただ、地球へのデータ送信はされていない。北朝鮮はこの人工衛星を観測衛星だと主張している。

 米高官と関係者2人は、衛星が持つ機能よりも北朝鮮の衛星発射技術をむしろ警戒しているとし、北朝鮮は人工衛生を発射することで、大陸間弾道ミサイルの発射が可能であることを明示する狙いがあった、との見方を示した。

 

[北京 25日 ロイター]


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