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アフガニスタン

タダ乗り批判に中国はどう動く?

2009年11月27日(金)14時11分
メリンダ・リウ(北京支局長)

 外国の軍隊に頼って治安の安定を目指すアフガニスタンには宝が眠っている。中国は派兵の労力を惜しむ一方、莫大な投資でその宝を手に入れようとしている。

 中国冶金科工集団は07年、世界最大級の銅山であるアイナク銅鉱に30億ドル相当の投資を行うことでアフガニスタン側と合意した。中国は銅だけでなく、石油や天然ガス、鉄、ウランも狙っている。

 欧米諸国は中国のそうした態度に反発。NATOが治安安定化に苦労しているのに、中国は何もしていないと非難している。

 中国は地雷撤去の専門家を派遣しているが、NATO主導の治安維持プログラムのために軍を送ることは拒否している。だが欧州諸国はアフガニスタン警察の訓練に四苦八苦しており、中国の協力が必要だと主張する専門家もいる。

 オバマ米大統領は11月15〜18日に訪中した際、アフガニスタンとパキスタンにおけるテロ組織の封じ込めに協力することを中国に同意させた。ジョン・ハンツマン駐中国米大使によると、米政府は中国と諜報活動で協力する可能性を協議しているという。

 だが中国にはあまり期待できそうにない。軍を派遣して死者が出た際の国民の反発を中国政府は恐れている。人口抑制策のために兵士の3分の1が一人っ子という事情もある。経済面で中国のお世話になっている米政府に、こわもての圧力を期待するのも難しそうだ。

[2009年12月 2日号掲載]

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