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イラクもついにクレジット社会

2009年7月3日(金)14時41分
レノックス・サミュエルズ(バグダッド支局)

カードが広まり始めたバグダッド Wathiq Khuzaie /Getty Images

 プラスチックと言えば爆弾の材料と連想する人の多かったイラクも治安が改善。複数の銀行の企業連合「アムウォル」は、お金の代わりになるプラスチックカードの普及に取り組み始めた。

 サダム・フセイン時代にはデビットカードやクレジットカードのためのインフラは存在しなかった。そのため、イラク戦争後に同国で暮らすようになった外国人には不便な環境だった。

 イラク中央銀行の支援を受けるアムウォルによると、カードを保有する外国人は国内に200万人以上いる。彼らがホテルや大型店舗でカードが使えるインフラを整備することがアムウォルの当初の使命だったという。

 「それを機にイラク国民にクレジットカードの使用を呼び掛けるようになった」とアムウォルのサルマド・サヒーブは語る。これまでにアムウォルは商業施設にカード読み取り機を約150台設置した。

 カードが景気刺激に役立つとみる人もいる。カード発行数が増えれば、消費者が今より大きな買い物をするようになり、経済は潤うと専門家は主張する。

 だが世界経済危機に火を付けた要因の1つに、カードによる過剰消費がある。むやみにカードを使うのは避けたほうが賢明だろう。

[2009年7月 8日号掲載]

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