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米中間選挙

無名候補を当選させた電子投票の謎

2010年6月23日(水)15時11分
ニック・サマーズ

 サウスカロライナ州の民主党予備選で、政治経験がなく、投票日までほとんど名前を知られていなかった失業中の退役軍人アルビン・グリーンが上院選候補に選ばれた。勝因の1つとされるのが、電子投票の「出しゃばり機能」だ。

 紙の投票なら有権者は知らない候補者ばかりの投票項目を飛ばし、複数選挙が同時に実施されたときは投票用紙の後のほうの選挙で投票率が下がる「脱落」現象が起きる。ところが電子投票システムでは、投票項目を飛ばそうとすると赤い文字で警告が出る。

 今回の選挙は注目度の低さの割に脱落率は低かった。警告文に催促された有権者が、次の選挙に移るため最初に名前が記載してあったグリーンに投票しただけかもしれない。アメリカの選挙では4人に1人が電子投票を利用する。このシステムが結果に影響したのは今回が初めてではないだろう。

[2010年6月30日号掲載]

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