「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭蓋骨から何が分かった?
Discovery of Million-Year-Old Skull ‘Totally Changes’ Human Evolution Story

人類の進化には、まだ発見されていない姉妹種がいるのかも Didit hutomo-shutterstock
<1990年代に発見された頭骨を最新技術で分析した結果、現生人類がいつ生まれ、どのように分岐したかのカギとなり得る結果が得られた>
約100万年前の頭蓋骨の化石を分析した国際共同研究により、ホモ・サピエンス(現生人類)の出現時期が定説より40万年早く、現在より100万年以上前にさかのぼる可能性が示された。
中国で1990年に発見された頭蓋骨「鄖県(ユンシェン)2」は従来、原人の「ホモ・エレクトス」に属すると考えられていたが、新たな分析により旧人「デニソワ人」にかなり近い系統の「ホモ・ロンギ(通称ドラゴンマン)」のものであることが分かった。
現生人類により近い系統のグループの化石が定説より古い年代に見つかったとして、「人類進化の物語を完全に変える」発見だとこの論文の著者たちは主張している。
共同著者の1人が属するロンドン自然史博物館によると、この発見は過去80万年の間に出現した大きな脳を持つホモ属(ヒト属)のほとんどが、エレクトス、ハイデルベルゲンシス、ロンギ、サピエンス、ネアンデルターレンシスという5つの主要な系統にさかのぼることができることを示しているという。
また、これらの系統が100万年以上前にすでに分岐していた可能性をも示唆している。人類の進化がこれまで考えられていたよりもはるかに長く、複雑な過程をたどってきたと考えられるのだ。
今回の研究論文は9月25日に科学誌『サイエンス』に発表され、上海の復旦大学や北京の中国科学院の研究者、ロンドン自然史博物館の古人類学者クリス・ストリンガーらが研究に参加した。
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