有機性廃棄物を「地域の資源」に変える――アサギリが築く地域循環共生圏の未来
富士山麓に広がる地域循環共生圏。廃棄物の再資源化を通じて、地域の農業・環境・経済がつながる循環モデルを示している
<富士山麓で年間約4万9000トンの有機性廃棄物を受け入れ、堆肥として再資源化。地域循環の仕組みで農業と環境をつなぐ挑戦が注目を集めている>
日本企業のたとえ小さな取り組みであっても、メディアが広く伝えていけば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。そのような発信の場をつくることをミッションに、ニューズウィーク日本版が立ち上げた「SDGsアワード」は今年、3年目を迎えました。
私たちは今年も、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
「ただのゴミ」を堆肥に――循環を生む独自技術
株式会社アサギリは、山梨県にある肥料販売事業・山梨工場を拠点に、年間約4万9000トンにのぼる有機性廃棄物を受け入れ、堆肥として再資源化している。下水汚泥、食品残渣、畜ふんなど、これまで未利用資源とされてきた廃棄物をアップサイクルし、農業現場で活用できる高機能堆肥として生まれ変わらせる。廃棄物の削減だけでなく、地域農業や気候変動対策にも貢献する循環型事業だ。
同社の原点は、1965年に設立された酪農業「朝霧牧場」にさかのぼる。1988年に酪農を廃業した後、地域で発生するコーヒーカスや畜ふんを有効活用しようと、堆肥化に着手したのが始まりだった。1990年には有機性産業廃棄物の中間処理業に転換し、「迷惑な存在」とされてきた廃棄物を「地域を支える資源」に変える道を歩み始めた。

肥料販売事業・山梨工場の中井翔馬氏はこう語る。
「産業廃棄物処分業というと、どうしても『汚い』『臭い』というイメージを持たれがちです。でも、私たちはその印象を変えたかった。廃棄物を適正処理するだけでなく、地域に還元できる資源へと再生する。それが私たちの使命です」
その言葉の通り、同社では発酵・ペレット化・バイオ炭混合といった独自技術を組み合わせ、堆肥の機能性を飛躍的に高めてきた。散布性・保水性・炭素固定効果に優れ、農家からは「この資材じゃないと困る」との声も多い。
中井氏は印象に残った出来事として、地域住民の一言を挙げる。
「『昔はただのゴミだったものが、今は必要とされる堆肥になっているんですね』と言われたときは、本当に嬉しかったです。社会的な偏見を乗り越え、地域の役に立てている実感がありました」
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