世界一幸福な国は2035年カーボンニュートラル達成へまい進 社会変革を目指すフィンランドのスタートアップ企業
フィンランドの人気ブランド、マリメッコは、木の繊維から作った新繊維「SPINNOVA」とのコラボシリーズを販売。SPINNOVAは1㎏の原料が1㎏の繊維になり廃棄物ゼロ、有害な化学物質ゼロ。©SPINNOVA
<ノキアを筆頭にマリメッコ、イッタラといったデザイン性の高い製品を作る企業が有名なフィンランドだが、温暖化対策でも世界をリードしようとしている>
世界一早く、「2035年までのカーボンニュートラル達成」を目指すフィンランド。気候変動解決策をテーマにした視察ツアーでは、カーボンニュートラル達成に向け、日用品、食料品、衣料品と、生活に必要な品物でイノベーションを起こしている企業を訪問した。今回は、ヘルシンキ発の革新的な製品や素材について紹介する。フィンランドでの社会変革の様子を感じ取っていただこう。
関連記事:世界一幸福な国はSDGsでも達成度1位 フィンランド、気候変動対策へ行政の取り組みは?
リサイクル前提に、見た目は今まで通りの代替プラのパッケージ
世界的な課題となっている脱プラスチック。日本でのプラスチックリサイクルの現状は、燃料用に焼却されるプラスチックを除外すると、プラスチックの再生率は27%となっている。だがフィンランドでは、再びプラスチックに戻る割合は39.4%(2020年)だ。以下の2社は代替プラスチックを製造し、この割合を高めようとしている。

ウッドリー社のサステナビリティ&広報部長ティーナ・トゥオミネンさんは「プラスチックの需要は今後も高まると予測されています。わが社では、安全でリサイクルしやすい木材ベースのプラスチック素材を製造しています」と話す。
同社の木材ベースプラスチック「ウッドリー」(粒状)は、2020年から商用化が始まった。国内のコンビニやレストランには、ウッドリーのロゴ付きパッケージに入ったサンドイッチが並ぶ。コップや鉢植え植物のカバーにも使われている。
ウッドリーの主原料は、世界やヨーロッパの森林認証を取得した森林(針葉樹)の木材。今年末までに「ウッドリーを60~80%、残りを他の素材」で配合し、2025年末までにウッドリー比率80~100%を目指す。有害物質は含まれていないが、生分解性・堆肥化可能ではないため、回収して処理を施し、再びウッドリーを作ることを念頭に置いている。回収時に従来のプラスチックごみが混ざっている場合は、赤外線センサー機器でウッドリー製の素材を識別できるという。
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/web系SE・PG/東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩2分/東京都
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
人事マネージャー候補/外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収750万円~950万円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
外資系フォワーダー「国際物流 総合職/営業/輸出入事務/」
THI Japan株式会社
- 東京都
- 月給30万3,360円~
- 正社員






