最新記事

キャリア

最悪の日には、感情と思考を分けると霧が晴れて問題解決能力も向上する

5 Ways to Bounce Back From a Horrible Day

2015年9月17日(木)18時57分
メロディ・ウィルディング

人とのつながりに助けてもらう

 惨めな時は、周囲を遠ざけ、ひとりで沈みがち。そんな気持ちは振り切って、気のおけない友人をお茶を誘うか、メールを送ってみたほうがおそらく気が晴れる。

 友人にも詳しく説明する気になれないなら、匿名で秘密を共有できるサイト「Post Secret」の投稿や、同じような悩みをもつ人のブログを読んでみる。自分はひとりじゃないことがわかる。ほかの人も皆、日々似たような経験をしているのだ。

誰かを助けてみよう

 人助けとは、人を助けることで自分も救われる「ウィン・ウィン」だ。

 身の回りのことでいい。新人のインターンに何かを教えてあげたり、近所に住むお年寄りの荷物を持ってあげたり、前から気になっていた慈善団体に寄付をしてみる。人助けになるばかりか、自分中心の世界と距離を置いて「最悪の一日」を客観的に見られるようになるかもしれない。

 思いやりの姿勢は、成功につながるカギでもある。他の人の成功を後押しする度量は、あなたの評価が上がることや「なくてはならない存在」になることにつながる。だから、同僚の力になれる方法を探そう。もっと心を込めてメールの返信を書こう。頼られる存在になろう。

自分を甘やかしすぎない

 何もかもがうまくいかなかった1日の後には、自分を甘やかしたくなる。しかしこのタイミングはまずい。甘えがついつい度を越しまう危険が大きいからだ。

 自分へのご褒美だと甘いものを食べ過ぎたり、予算をはるかにオーバーする300ドルの靴を買ってしまったり。その瞬間はワクワクするかもしれないが、クレジットカードの請求書が届けば罪悪感にさいなまれ、ますます自己嫌悪に陥ってしまう。

 最悪な気分の時は、うわべだけの癒しを求めずに、自分が抱いた感情から何を学べるのかを自問自答してほしい。そして、自分を変えるべく取り組んでみよう。

 どっぷりと落ち込んでしまったら、誰にでも最悪の日はあることを思い出そう。散々な日があったからといって、人間として、あるいはビジネスパーソンとしての価値が下がるわけではない。広い視野とちょっとした秘訣が、「立ち直る力」を与えてくれるはずだ。

By Melody Wilding of The Muse

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英インフレ率目標の維持、労働市場の緩みが鍵=ハスケ

ワールド

ガザ病院敷地内から数百人の遺体、国連当局者「恐怖を

ワールド

ウクライナ、海外在住男性への領事サービス停止 徴兵

ワールド

スパイ容疑で極右政党議員スタッフ逮捕 独検察 中国
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 3

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバイを襲った大洪水の爪痕

  • 4

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 8

    冥王星の地表にある「巨大なハート」...科学者を悩ま…

  • 9

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 10

    ネット時代の子供の間で広がっている「ポップコーン…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 7

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中