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週に一度のブリッジで腰痛を回避できる...椎間板を蘇らせるシンプルな技術

2025年12月20日(土)10時00分
ポール・ウェイド(元囚人・キャリステニクス研究家)

コンピュータスクリーンの前で、あるいは机に向かって前屈みになって一日を過ごし、家に帰ったら帰ったで、ソファーに寝そべってテレビを観る。

脊柱を誤整列させる恐ろしい姿勢を、一日中、そして、毎日、繰り返すのだ。その結果、30歳代になると、多くの人の椎間板が退化し始め、背骨の問題に苦しむようになる。


 

週にたった一度のブリッジが、これらのトラブルを回避・改善させる。正しい位置に椎骨を再整列させ、正しい姿勢でいるために欠かせない背中の深層筋を強くするからだ。

ブリッジを練習していると骨も強くなる。背中の椎間板は軟骨でできており、ほかの軟骨と同じように血流がとても少ない。

そのため、滑液と呼ばれる関節内の液体が椎間板に栄養を運んでいる。血液と違って滑液は循環しない。関節が動作する時だけ、新鮮な滑液が関節に到達する仕組みになっているからだ。ブリッジをかけると、この滑液の循環が起こる。

椎間板から老廃物が取り除かれ、そこに、栄養価が高い滑液が大量に送り込まれる。その結果、傷んだ椎間板を治癒・回復させ、退化を防ぐ。椎間板ヘルニアなどになるリスクも減るので、健康的な脊柱を将来にわたって確保することになる。

ブリッジは脊椎筋にとって究極の運動でもあるので、すべての動作が力強いものになる。

ブリッジ・シリーズのマスターは、脊柱の両側を走る2匹のニシキヘビのような脊柱起立筋によって識別されるが、ブリッジによって発達するのは脊柱起立筋だけではない。ほかにもたくさんの筋肉を開発する。

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