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認知症予防

AIとの会話も有効? 高齢者医療専門家が提唱する、脳寿命を延ばし認知症を予防する習慣とは

Twenty Tips for Brain Health

2025年11月5日(水)17時25分
和田秀樹(精神科医)
脳のイメージ

PHOTO LLLUSTRATION BY BERIT KESSLER/SHUTTERSTOCK

<脳の健康と若さを保ち認知症を予防するには日々の行動と心がけは? 高齢者医療専門家が提唱する20の秘訣>

認知症になりたくないという願いは多くの人が持つようだ。

●あなたは何歳?...医師が警告する「感情の老化」、簡単テストで「感情年齢」をセルフチェック

ただ、残念ながら、これはある種の老化現象なので、実は防ぎようがないというのが実情だ。実際、私が以前勤務していた浴風会という高齢者専門の病院では年間100人くらいの解剖を行っていたが、85歳を過ぎてアルツハイマー型の変性のない脳はなかった。あるいは、CTスキャンやMRI(磁気共鳴画像法)で見る限り、70代以降で脳が萎縮していない人はいない。


しかしながら、85歳を過ぎてもテストの点で見る限り、30~40%の人しか認知症になっていないし、日常生活に支障が出るレベルの認知症になっている人は16%という調査結果もある。

脳に変性が起こったり、萎縮が起こったとしても、残りの脳が働いているので、脳の実用機能は保たれるのだ。

脳のいわゆる健康寿命、あるいは脳の実用的な耐用年数を増やすためにできる習慣について、高齢者専門の精神医療に長年携わってきた経験から20の習慣を提起したい。

◇ ◇ ◇


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