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今なぜ「腹斜筋」なのか?...ブルース・リーのような「強く美しい体幹」を完成させる「4つの原則」

2025年9月6日(土)09時10分
ポール・ウェイド(元囚人・キャリステニクス研究家)

腹斜筋は、鎖のようにつながっている筋肉群の中のひとつであり、そのまとまりの中で機能するようにつくられている。

そこを分離して鍛えても意味がない。クランチをやっても効果がないのは、それが筋力エクササイズではなく、抵抗が小さい収縮エクササイズだからだ。


 

運動している気分にさせてはくれるが、効果はゼロに近い(大腿四頭筋を「緊張」させ、その緊張を解くエクササイズを20レップス3セット、それを週3回やって、何か起こるだろうか? 何も。膝を曲げて、しゃがみ込まない限り、大腿四頭筋は変化しない)。

腹斜筋を強く硬くしたいなら、4つの原則に従って動作させる必要がある。


・抵抗として体重を使う。

・筋肉群をユニットとして鍛えるエクササイズを用いる。

・ハードにワークする。

・よりタフなエクササイズに少しずつステップアップしていく。

トレーニングの基礎にこの4原則を置けば、どの筋肉群であっても、極限まで開発することができる。強くなることを怖れてはいけない。

現代の腹斜筋神話

強くなることを怖れるな。これは、ちょっと軽薄に聞こえる警句かもしれない。しかし、言葉の響きからくる印象ほど軽薄なものではない。

信じられないかもしれないが、世の中には、腹斜筋をトレーニングすることを死ぬほど怖れる人種がいるからだ。ウエストが厚くなり、「逆三角形」の体型が壊れ、均整が崩れるのでは......というのがその理由だ。

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