ニュース速報
ビジネス

米国株式市場=3指数が週間で下落、AI巡る懸念継続

2026年02月14日(土)07時38分

写真は米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で2025年9月撮影。REUTERS/Jeenah Moon/File Photo

(文中の誤字を訂正して再送します)

Twesha Dikshit

[13日 ロイター] - 米国株式市場では、主要株価3指数が軒並み週間で下落した。人工知能(AI)による混乱への懸念が残る中、S&P総合500種は小幅に反発して取引を終えた。ナスダック総合は小幅安。大型ハイテク株と通信サービス株が足かせとなった。

この日発表された1月の消費者物価指数(CPI)は前年比で2.4%上昇と、伸びは前月の2.7%から縮小し、市場予想の2.5%も下回った。前月比も0.2%上昇と、前月の0.3%から鈍化した。

CMEのフェドウオッチによると、CPIの結果を受け、市場が織り込むFRBが6月会合で25ベーシスポイント(bp)の利下げを行う確率は52.3%と、発表前の48.9%から小幅上昇した。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カルディーロ氏は「これは良い数字だ。FRBの目標である2%には依然として遠いが、インフレは加速しておらず、関税によるインフレへの影響という懸念にようやく光明が見え始めているのかもしれない。(関税の影響)は依然として顕著だが、緩和しつつある」と述べた。

週間では、S&Pが1.39%、ナスダックが2.1%、ダウ工業株30種が1.23%、それぞれ下落し、いずれも昨年11月以来の下落幅となった。

足元の株式市場は、AIによる混乱への懸念から、ソフトウェア関連や保険、運輸に至る幅広いセクターで売りが広がり記録的な高値から後退しているものの、この日は、S&P総合500種ソフトウエア・サービス指数が0.9%上昇。ディフェンシブセクターの公益事業が2.69%、不動産が1.48%上昇し、S&P500の主要11業種では、値上がり率が最も大きかった。ヘルスケアも上昇。デクスコムが7.6%、モデルナが5.3%、第4・四半期決算発表後に急騰した。

一方、大型ハイテク株は軟調。エヌビディアとアップルの下げがきつかった。一方、アプライド・マテリアルズは8.1%上昇。第2・四半期の売上高と利益が市場予想を上回るとの見通しを好感した。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.57対1の比率で上回った。ナスダックでは値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.92対1の比率で上回った

米取引所の合算出来高は186億1000万株。直近20営業日の平均は207億5000万株。

   終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 49500. +48.9 +0.10 49439 49743 4908

93 5 .58 .98 4.35

 前営業日終値 49451.  

98

ナスダック総合 22546. -50.4 -0.22 22561 22742 2240

67 8 .46 .06 2.38

 前営業日終値 22597.  

15

S&P総合500種 6836.1 +3.41 +0.05 6834. 6881. 6794

7 27 96 .55

 前営業日終値 6832.7  

6

ダウ輸送株20種 19343. +317. +1.67

32 69

ダウ公共株15種 1171.1 +29.7 +2.61

8 7

フィラデルフィア半導体 8137.8 +53.1 +0.66

6 6

VIX指数 20.60 -0.22 -1.06

S&P一般消費財 1832.2 -1.47 -0.08

0

S&P素材 669.59 +7.31 +1.10

S&P工業 1474.0 +12.1 +0.83

5 0

S&P主要消費財 999.63 +1.92 +0.19

S&P金融 857.56 -0.59 -0.07

S&P不動産 276.38 +4.04 +1.48

S&Pエネルギー 833.91 +4.52 +0.55

S&Pヘルスケア 1835.9 +18.3 +1.01

2 3

S&P通信サービス 441.14 -3.37 -0.76

S&P情報技術 5402.5 -28.4 -0.52

9 2

S&P公益事業 471.68 +12.3 +2.69

6

NYSE出来高 14.71億

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 57630 + 640 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 57600 + 610 大阪比  

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イランの「黒い雨」、WHOが健康被害を警告 

ワールド

欧州委員長、原発縮小は「戦略ミス」 化石燃料依存に

ワールド

G7、石油備蓄放出のシナリオ策定をIEAに要請=仏

ワールド

イスラエル外相「終わりのない戦争望まず」、終結時期
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開された皇太子夫妻の写真が話題に
  • 4
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目…
  • 5
    人間ダンサーを連れて「圧巻のパフォーマンス」...こ…
  • 6
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 7
    身長や外見も審査され、軍隊並みの訓練を受ける...中…
  • 8
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 9
    トランプも無視できない? イランで浮上した「危機管…
  • 10
    50代から急増!? 「老け込む人」に共通する体の異変【…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 8
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 9
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中