サプリは本当に摂るべきなのか?...現代人に「微調整」が必要な理由
吐きそうだと思ったら、そこでファスティングは終了。胃に食べ物を入れればむかつきは治まるだろう。これでどのサプリをすきっ腹に入れてはいけないかがわかった。
いくつかガイドラインがあるので以下に記しておく。サプリを2度味わうなんて誰だってごめんだ。ややこしいことに、サプリにはビタミンA、D、K2のように相加作用(併用したときの効果が個々のサプリメントの効果の和になること)をもつものがある。
ビタミンK2は一日のうちいつ摂ってもいい。ビタミンDはサーカディアン・リズム(概日リズム/生物が持つ約24時間周期の生体リズム)にかかわるホルモンで、目覚めをよくしてくれるので、朝か遅くともお昼までに、また脂溶性ビタミンなので食事と摂るのが理想だ。ビタミンAも脂溶性なので食事といっしょに摂取するのがいちばんいい。
おわかりだろう。これらのビタミンを全部いっしょに、朝食時に摂れば最大の効果を得ることができる。
いや、待てよ。この本『シリコンバレー式 心と体が整う最強のファスティング』を読んで断続的ファスティングにトライする人は、そのやりやすさから朝食を抜こうという人がほとんどだ。脂溶性のビタミンD、A、K2を朝に摂るにはどうすればいい?
新種のコロナウイルスが猛威を振るっている昨今ではとくに、十分なビタミンDは欠かせない。この栄養素の組み合わせは免疫系、骨、心血管系を強力にサポートする。いちばん考えられるのは、100%は無理でも一部は吸収されるだろうと考えて、胃が空のときにそれらを摂取することだ。
また、毎日ファスティングを終えてから摂るという手もある。僕は朝たいてい栄養素の吸収を促す脂質が含まれた完全無欠コーヒーを飲むので、そのときいっしょにサプリを摂る。