健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
5 必要なだけ、害のないように補おう──微量栄養素とビタミン
わたしたちには微量栄養素が必要だ。微量栄養素は、神経伝導や血管機能のような細胞過程において、わずかだが重要な生化学的役割と生理的役割を担っている。
加齢とともにビタミンやミネラルの効果的な吸収や使用ができなくなるので、微量栄養素の必要性が高まる。
また、多くの高齢者が薬を飲んでいるが、薬のなかには栄養の吸収を妨げるものもある。このような要因から、栄養豊富な食事が年を取るほど重要になってくる。
若くて健康な人は必要な栄養を食品から摂れるので、サプリメントはまず必要ないが、高齢者の場合、とくに病気の場合はそういうわけにはいかない。
ただし過剰に飲んだり、ある薬と組み合わせたりすると害になるビタミンもある。ビタミンEなどを大量に飲んで運動すると、命に関わることさえある。
正しく飲めば害にならないビタミンもある。そのようなビタミンなら、本当に不足している人には役立つだろう。たとえば、高齢者の体重が減って体が衰えはじめたときに、食事に複合ビタミン剤とミネラル剤を補うのは、安全で有益な方法だと考えられる。
また50歳以上の人の多くは、ビタミンB12、カルシウム、ビタミンDの摂取量を増やす必要があるだろう。何を補うべきか、主治医に相談してほしい。
ニール・バルジライ (Nir Barzilai)
1955年生まれ。アルバート・アインシュタイン医科大学教授。同大学老化研究所設立者。ポール・F・グレン老化生物学研究センター、およびアメリカ国立衛生研究所(NIH)ネイサン・ショック・センター加齢基礎生物学部門のディレクターも務めている。専門は内分泌学。100歳を超える長寿家系を調べ、ヒトの長寿遺伝子を世界で初めて発見した。長寿研究の世界的権威として、全米老年問題研究連盟(AFAR)「アーヴィング・S・ライト賞」など数々の賞を受賞している。本書が初の一般書となる。
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ニール・バルジライ/トニ・ロビーノ[著]
牛原 眞弓[訳]
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