健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?

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<運動や断食と同じように、食生活の指針は環境、生物学的年齢によって大幅に変わる。しかし、一般的には、覚えておくべき5つの指針がある>
長寿遺伝子発見者による、最新研究と衝撃の提言書『SuperAgers スーパーエイジャー 老化は治療できる』(CEメディアハウス)の第8章「時計を止める」より一部編集・抜粋。
重要なのは寿命(ライフスパン)ではなく、健康寿命(ヘルススパン)...。
アメリカの高齢者の4人にひとりが十分な栄養を摂っていないし、65歳以上の3人にひとりは食生活に問題がある。
栄養不良は体力低下や、免疫反応の低下、体重減少、貧血、疲労感、物忘れ、精神錯乱の原因になりやすい。また甲状腺機能を低下させ、有害な薬物相互作用のリスクを高める。だから、栄養不良の高齢者がしょっちゅう医者に通ったり、救急外来へ運ばれたりするのは驚くにあたらない。
また彼らは、栄養が足りている人より入院することが多く、入院日数もほぼ2倍で、費用も2000〜1万ドル高くつく。
健康寿命に興味がある人なら、ケトン食療法や、地中海ダイエット、ブルーゾーンに住む人たちの食事についてすでに知っているだろう。
でも同じぐらい大事なのは、いや、はるかに大事なのは、健康的な生活は何を食べないかによるということだ。良い栄養とは、最新の流行に従うだけでは得られない。
また運動や断食と同じように、食生活の指針はその人の必要性、環境、生物学的年齢によって大幅に変わってくる。ただ一般的には、覚えておくべき5つの指針がある。