最新記事

自己啓発

グーグルが「圧倒的に重要」と評価 生産性の高い組織で交わされる「あいさつ」の条件

2022年8月22日(月)17時00分
原田将嗣(プロコーチ、ZENTech シニアコンサルタント) *PRESIDENT Onlineからの転載


OK例
A「○○さん、おはようございます」
B「課長、おはようございます。そうだ、ちょっと聞いてくださいよ......」

挨拶だけではなく、会議などの場でも「誰か意見ある?」という投げかけの代わりに「○○さんは、どう思いますか?」と、部下の発言の「きっかけを促す言葉」として使うことも効果的でしょう。積み重ねていけば報告や相談が増え、トラブルの予防や早期発見、燃え広がる前の解決もしやすくなります。

挨拶は「若者から、目上にするもの」ではない

原田将嗣『最高のチームはみんな使っている 心理的安全性をつくる言葉55』意外に思われるかもしれませんが、重要なのは挨拶を上司やリーダーから率先してすることです。もともと「挨拶」という言葉は禅の言葉「一挨一拶」に由来します。「挨」と「拶」にはどちらも「押す・迫る」という意味があり、師匠が弟子の修行の進み具合や状態を確認するための「問答」をすることを意味しています。
 
挨拶というと「目下や若者から、目上の人に挨拶する」というイメージがありますが、語源からすれば、上司・リーダーから、部下・メンバーの状態を知るために挨拶すること、そして相手の返事のトーンや反応を見て、状態を理解しようとすることが重要なんですね。目上の方から進んで挨拶できるチームこそ、「話しやすさ」が高いチームです。

皆さんも右も左もわからない新人や若手だった頃、先輩やベテランの方から「○○さん、おはよう!」とにこやかに声をかけられて、ホッとした経験はないでしょうか。もしなかったとしても、そうしてもらえていたらもっと早くチームの一員になれたのに、と思えるのではないでしょうか。

心理的安全性の4つの因子「話助挑新」のうち、土台となるのが「話しやすさ」因子です。その「話しやすさ」因子を高めるため、一番カンタンですぐに始められ、効果が大きいのが、ここで紹介した「名前をつけて挨拶」です。さっそく今日の会議や、明日の朝から、試してみましょう。

原田将嗣

プロコーチ、ZENTech シニアコンサルタント
スターツグループで営業・人事・コンプライアンス部門での経験を経て、2020年プロフェッショナルコーチとして独立。現在はZENTechシニアコンサルタントとして心理的安全性を切り口にコンプライアンス意識の浸透・ダイバーシティの醸成や、デジタルトランスフォーメーションの土台となる組織づくりを支援。「組織・チームで使う言葉」をテーマにした研修を行っている。


※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら
presidentonline.jpg




今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

パキスタンとアフガニスタンの衝突再燃、周辺国や中ロ

ワールド

パキスタンとアフガニスタンの衝突再燃、周辺国や中ロ

ビジネス

オープンAIが1100億ドル調達、アマゾンやソフト

ビジネス

独CPI、2月は2.0%上昇に鈍化 エネ価格下落で
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石が発見される...ほかの恐竜にない「特徴」とは
  • 4
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 5
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    トランプがイランを攻撃する日
  • 8
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    習近平による軍部粛清は「自傷行為」...最高幹部解任…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 9
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中