「私も寂しかった」...映画『兄を持ち運べるサイズに』主演・柴咲コウが語る原作者との深い共鳴
――いま、この時期に作品と出会ったことに意味を感じますか?
去年は私にとって変化が始まった年でした。凝り固まってきたものを崩すタームに足を踏み入れたと思っていて。この作品は去年の10月に撮ったんですが、12月頃から如実に変化が現れました。『兄を持ち運べるサイズに』に関わって「変わりたい」という意識が芽生えたことが種になったんだと思っています。村井理子さんのお兄ちゃんのように相手が死んでしまっているとどうしようもないという諦めがあったのかもしれません。
自分の捉え方を変えれば過去への気持ちも変えられる。その兆しが見えて、蓋をしていた気持ちを開けてみたくなりました。映画の完成版を見た時、1年近くかけた答え合わせのような感覚になり、「あ、そうだったんだ」と気づきました。対人関係も含めていろいろな変化が目に見えてきたり、体の不調が出てきたり。本音を抑えて生きていると身体にも影響がでるんですよね。何十年も働いているので臓器などに変化が出るのは当然なのかもしれない。いろいろなことを見直しました。

"演じてきた役の分だけ人生がある"役者として大切にしてきたモットー
――村井理子と柴咲さんの共通点はなんだと思いますか?
真面目なところだと思います。なにかが起きたら「自分が悪かったのかな」と考えたり、「こういう言い方をすればよかったのかな」と思ったり、過去は振り返らないタイプだけど反省はします。そこでスルーするか、じっくり事実を見つめるかによってその後の自分が変わってくると思います。しっかり考える自分は真面目だなと。でも人に「真面目だね」って言われると「私のなにを知ってるの?」と思って腹が立ってしまうんです(笑)。
――真面目さは、いまの仕事にポジティブな影響を与えていると思いますか?
そうかもしれません。この仕事はずっと同じ作業を続けているわけではないですし、違う作品に入ると新しい出会いがあるので、その変化が楽しいです。役を演じるというのは人をつくるということで、フィクションと言われたらそれまでなのですが、役の人生がパラレルワールドでずっと続いているかのようにつくっていって、最終的な命を吹き込むのが役者の仕事だと思っています。
『兄を持ち運べるサイズに』の原作者の理子さんは生きているけど、劇中の理子さんも生き続けている。いまもお弁当をせっせとつくっているんでしょうね。演じてきた役の分だけそういう人生があると思うと超責任重大なので、真面目に真摯に向き合わざるを得ないですよね。
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