ジェームズ・ボンドとエリザベス女王を想起したくなる――豪華キャストで贈るNetflix映画『木曜殺人クラブ』
Great Actors, Thin Script
大ベストセラーの『木曜殺人クラブ』シリーズ(9月下旬に第5作がアメリカで刊行予定)は、「愛すべき小説」と称されるタイプの作品だ。映画版には、視聴者に愛されること間違いなしの名優が勢ぞろいしている。
4人組にはミレンとイムリーのほか、元労働組合幹部のロン役のピアース・ブロスナンと、元精神科医のイブラヒム役のベン・キングズレー。エリザベスの夫で、認知症を患うスティーブンを演じるのはジョナサン・プライスだ。
彼らが暮らす高齢者向け高級施設の共同オーナーに扮するデービッド・テナントは喜々として悪役になり切っている。
薄っぺらな人物描写
コージー(心地よい)ミステリーに分類される原作に切れのよさはないが、推理小説の枠組みを利用して人物や村の生活を描きだすのがこのジャンルの特徴で、オスマンは見事に成功している。
謎解き自体は魅力に乏しいが、これなしではミステリーにならないのだろう。映画版は貴重な時間の多くを推理に費やし、名優たちが人物像を掘り下げる余地を奪っている。しかも、原作の最も滑稽な部分を説明しすぎだ。
小説では、エリザベスの過去をほのめかす描写が定番のジョークだ。彼女はソマリアにいたことがあり、普通なら入手不可能な資料にアクセスできる。それなのに本人はその理由をはっきり認めないのが味噌だ。
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