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クライミング

「クライミング」が世界中で大ブームに...体と頭を駆使し、心を鍛える「真のスポーツ」の魅力とは

ON THE ASCENT

2025年7月25日(金)16時40分
マシュー・トステビン(本誌米国版シニアエディター)

ブルック・ラバトゥ

米国のブルック・ラバトゥは女子ボルダー&リードで銀メダル MICHAEL REAVES/GETTY IMAGES

「この10年で最大の変化はクライミングジムの増加だと思う」と言うフルール・デルクスは、かつてオランダでクライミングジムを経営していた。現在はゲイイクバイウルで、クライマーのための宿泊施設フライングゴートを共同経営している。

「ジムで登っていた人がアウトドアでもクライミングを始め、人口がどっと増えた。昔はクライマーというと自然オタクみたいなタイプが多かったが、ジムにはそれこそいろんな人が通うから今は多様化している」


一本指で懸垂ができなくても、クライミングには挑戦できる。一本指どころか、初心者は懸垂ができなくても大丈夫だ。

誰もが高いレベルに行けるわけではないがクライミングは万人のものだと、フィンドレーは言う。彼女自身は昨年子供を出産した後、トップクラスのプロクライマーに戻ろうとトレーニングに励んでいる。

「簡単に調子が戻ったように見えるかもしれないが、実際はキツい」と、彼女は語る。「でも得たものは大きかった。子供を持つのは素晴らしい体験だし、妊娠中も出産後も登ることで内面の整理がつき、思いがけない学びや成長につながった」

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