MEGUMIが私財を投じて国際イベントを主催した訳...「震えるほど払った」
A Spotlight on Japanese Film
そこから、「プロデューサーをやります」とまた事務所に宣言して、コロナ禍に1本、インスタグラムの連続ドラマを作りました。全くの素人作品でしたが皆さんコロナ禍でお家にいたので、「毎日楽しみです」とか、「今すごく鬱屈としているけど作品を見て元気になりました」とか、想定していなかったリアクションというものがあって。このプロセスが丸ごと、感動的って思ったんです。
「あ、これが一生できたら、すごく幸せだろうな」って思って。そこから本格的にプロデューサー業としての活動が始まり、これまでにドラマ、ショートフィルム、長編映画など計7作品を手がけました。
──今の日本のエンタメ産業は、国外と比べてどういう状況にあると思うか。
すごくチャンスがあるなと思います。食にしてもカルチャーにしても、海外の方は本当に日本が大好きですよね。でも私たち自身がその魅力に気付けていない部分はあるかもしれない。私たちは当たり前のようにおいしいものを食べて、安全な国で暮らしていますが、海を越えた彼らにとってはすごくアメージングなことだと言われる。そのことに気付いた今、自分たちの文化にもっと誇りを持って、しっかりと国外に伝えていくことが、これからの人生のテーマだと思っています。