最新記事
MLB

ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」

BETTS ON OHTANI

2024年10月2日(水)13時00分
青池奈津子(MLBライター)

──先ほど大谷選手は普通の男と話していたが、さすがに突然の結婚報告には驚いた?

うーん、実際のところ、どっちでもいいんだよね。僕は彼が彼らしくいてくれればいいなとしか思っていない。


ただ、恐らく世界中が驚いたんじゃない? そういう意味で、ちょっとつらいなと思うのが、彼が結婚するのも大変、誰かに邪魔されずに外を歩くこともできない立場にあるということ。

自由がないのはしんどい。僕はそれをとても気の毒に思う。そこまで彼がすごいということだから、幸せなことなんだけど。

──ドジャース移籍で大谷選手の知名度は確実に上がった。

彼はスーパーに買い物にも行けない。ドッグパークに犬を連れて行きたくてもできない。どこへ行っても人が追跡してくるだろう? ただ愛犬や妻や両親と散歩したいだけかもしれないのに、それができない。

僕らにとっては普通のこと、当たり前だから感謝するのを忘れてしまっているようなことが彼にはできないんだ。仕方のないことではあるけど、かなりつらいことだと僕は思う。

──以前は、犬の散歩やスーパーへ買い出しにも行っていたようだが。

今はもう無理だよね。メディアが毎日、彼の家の前を張っているだろうから、行ける場所がない。世界で最高の選手でいることの宿命なんだろうけどさ。

──宿命といえば、最近はニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が追いかける本塁打記録と大谷選手が追う50-50のどちらのほうがすごいかという議論が熱く繰り広げられているが、ベッツ選手はどう感じている?(本記事の取材は9月上旬。現地時間9月30日時点で本塁打はジャッジ58本、大谷54本)

みんなもう比較するのはやめて、2人の偉大さに感謝すべきだと思うね。だんだん当たり前みたいになってしまっているけど、僕らが置かれている状況はすごいんだ。すごいことをやっている選手が2人もいる。

ジャッジが(22年に自身が達成したシーズン62本のアメリカンリーグ記録を抜く)63号を打ったらめちゃくちゃかっこいい。ショウが50-50を達成したらめちゃくちゃかっこいい。どちらのほうがすごいとかない。

2人の偉業は本当に素晴らしいものだから、いいとか悪いとか比較をするよりも楽しんだほうがいい。だって、どうやったら63号が50-50よりすごいと言えるんだい? 逆もしかり。全く違うじゃないか。同じなのは両方とも素晴らしい偉業で、僕は両方とも達成してほしいと願っている。

そして僕は自分の子供たちに、パパは目の前でその瞬間を見られたよって伝えたい。だから見方を変えて、それぞれができる最高を存分に発揮してもらうような空間をつくっていこう。

2人ともアメージング。どちらも、誰も超えたことのない領域に行こうとしている。その瞬間を見ることができて、どちらも友達と呼べることが幸せだよ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

EXCLUSIVE-米FRB、年内1─2回の利下げ

ワールド

北朝鮮、2月下旬に党大会開催 5年に1度の重要会議

ビジネス

米紙ワシントン・ポスト発行人が退任、大規模人員削減

ワールド

衆院選きょう投開票、自民が終盤まで優勢 無党派層で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本版独占試写会 60名様ご招待
  • 4
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 5
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 6
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 7
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 8
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 9
    日経平均5万4000円台でも東京ディズニー株は低迷...…
  • 10
    「エプスタインは悪そのもの」「悪夢を見たほど」──…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 4
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 5
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中