最新記事
K-POP

NewJeans所属事務所ミン・ヒジン前代表めぐりK-POPファンの対立深まる? 

2024年9月19日(木)21時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
パク・ジニョンとパン・シヒョク

パク・ジニョンとパン・シヒョク KBS / YouTube

<HYBEパン・シヒョクとADORミン・ヒジンをめぐる騒動はK-POPファンを巻き込みだした>

仲秋の候、韓国は1年でもっとも重要な連休、「秋夕(チュソク)」を迎えた。この時期は、実家に帰省して先祖の霊を祀り、墓参りをするなど、儒教文化が根付いた韓国国民らしい暮らしが行われる。テレビでも通常番組に代わって家族揃って楽しめるような芸能特番が編制される。

今年の秋夕の芸能特番で注目されたのはTWICEやNiziUなどの生みの親パク・ジニョンのデビュー30周年を記念したKBSの特番「芸能人JYP」だ。パク・ジニョン本人に加えて、god、TWICE、2PM、RAINなど、そうそうたるメンバーが参加した2時半におよぶステージは圧巻のひと言。さらに、PSYなどが30周年を祝うメッセージをビデオレターで寄せたが、そのなかで注目されたのがHYBEを率いるパン・シヒョクだった。パン・シヒョクはもともとパク・ジニョンのJYPでサウンドクリエーターとして活躍、その後独立してBTSなどを生み出したという経緯がある。

パン・シヒョクは「兄さんが30周年公演を準備しながら、サプライズ企画で私にステージに上がってほしいと言ったが、それはちょっと難しそうだった。一生舞台に立つと言っていた兄さんが30周年を迎え、最後まで夢見る舞台を燃やして、幸せな気持ちで舞台を成功させてほしい」と話した。

続いて「私が独立してこれまで、自分は兄さんと共に事業をしたと思っていたが、実は兄さんの事業をそばで助けたということを気付いた。この人が本当に途方もなくすごい人だということを、普通の人間にはできないことを私にしてくれたということを感じた」と感謝の気持ちを伝えた。

パン・シヒョクは「私たちはどんな関係で規定する間柄ではない。ただの兄弟だ。こう話すこともちょっとした偽りや恥ずかしさがない間柄だ」として「40周年にもこのような場でまた会ってほしい」として応援を送った。

こういったパク・ジニョンへのメッセージをパン・シヒョクが送ったことにネットでは驚きの声が上がった。何しろ、今、パン・シヒョクといえばNewJeansと彼女たちの生みの親ミン・ヒジンへハラスメントを行っているとしてバッシングされている状態。また、この夏には韓国人人気女性インフルエンサーとロサンゼルスでホテルから出てきたところを目撃された件でもスキャンダルとなったばかり。そんなパン・シヒョクをデビュー30周年のステージに招いたパク・ジニョンの義理固さと、世論の空気を読まずに平然とビデオレターを寄せたパン・シヒョクへの驚きが入り交じった反応がネットに溢れている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ECBが金利据え置き、4会合連続 インフレ見通し一

ワールド

ロシア中銀、欧州の銀行も提訴の構え 凍結資産利用を

ビジネス

英中銀、5対4の僅差で0.25%利下げ決定 今後の

ワールド

IS、豪銃乱射事件「誇りの源」と投稿 犯行声明は出
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末路が発覚...プーチンは保護したのにこの仕打ち
  • 2
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 6
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 7
    9歳の娘が「一晩で別人に」...母娘が送った「地獄の…
  • 8
    円安と円高、日本経済に有利なのはどっち?
  • 9
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 10
    欧米諸国とは全く様相が異なる、日本・韓国の男女別…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 6
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 7
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 10
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中