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物語の始まりは「日本のミズナラ」との出会い...常識を覆した、日本限定発売の特別なシーバスリーガルとは?

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2023年12月11日(月)11時39分
編集・文:西田嘉孝 ※Pen Onlineより転載
シーバスリーガル

数々の名だたるブレンデッドウイスキーを生み出したサンディ・ヒスロップ。現在のウイスキー業界では最も著名なブレンダーのひとりだ

<スコッチウイスキーの名門ブランドであるシーバスリーガルから、2023年9月、日本市場限定で「シーバスリーガル ユニティカスク 12年」がリリースされた>

日本原産のミズナラとフレンチオークという2つの樽を合体させたオリジナル樽での熟成を行う、スコッチウイスキー業界初となる画期的なウイスキーだ。ディレクター・オブ・ブレンディングを務めるサンディ・ヒスロップに、同製品の誕生までのストーリーやその味わいについて聞いた。

日本で支持を広げる、ミズナラシリーズの最新作

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ラベルでは2種類の異なる樽材や、スコットランドと日本のクラフトマンシップの融合を表現。甘くスパイシーな香りとリッチな蜂蜜の余韻が"ユニティカスク"の特長だ

シーバス・ブラザーズ社は、1800年代にジェームスとジョンのシーバス兄弟がモルトウイスキーとグレーンウイスキーのブレンドをスタート。以降、実に2世紀以上にわたり、膨大なウイスキー原酒とブレンドの技術を蓄積してきた。1891年には後に同社のフラッグシップとなる「シーバスリーガル」が完成。1909年にはその歴史的なブレンドとなる「25年物」を北米市場でリリースして大きな反響を呼ぶなど、革新的なブレンディングで常に業界をリードしてきたスコッチウイスキーの名門だ。

いまや世界中で愛飲され、スコッチウイスキーの代名詞的な存在となったブレンデッドウイスキーのシーバスリーガル。そんなシーバスリーガルと日本固有のオークであるミズナラとの運命的なコラボレーションは、いまから約10年前に始まった。

シーバス・ブラザーズ社のディレクター・オブ・ブレンディングであり、マスターブレンダーのサンディ・ヒスロップが、ジャパニーズウイスキーの熟成に使われてきた日本固有のオークであるミズナラに興味をもち、日本の洋樽メーカーを訪れたことから"物語"はスタートする。

以降、2013年には日本産のミズナラ樽を一部のフィニッシュ(追加熟成)に使った「シーバスリーガル ミズナラ 12年」を、そして2020年にはミズナラ樽でのフルフィニッシュをかけた「シーバスリーガル 18年 ミズナラ カスク フィニッシュ」をリリース。日本だけで販売されるこれらのウイスキーは、幅広い層の日本の飲み手の支持を広げ続けている。

今回、日本市場限定で発売された「シーバスリーガル ユニティカスク 12年」は、そんなシーバスリーガル"ミズナラシリーズ"の最新作。ミズナラとフレンチオークという2つの樽材を組み合わせてつくるオリジナルの"ユニティカスク"を使った、スコッチウイスキー業界初の試みとなる革新的なウイスキーだ。

シーバスリーガル ユニティカスク 12年の詳細はこちら

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