最新記事

歌手

ニッキー・ミナージュ、最新MVに「空間が歪む」ほどの「加工」疑惑...検証動画に注目

Nicki Minaj Accused Of Using Body-Slimming Filter In 'Super Freaky Girl' Music Video

2022年9月9日(金)17時55分
ジェニファー・マノンド
ニッキー・ミナージュ

Brendan McDermid-Reuters

<最新曲のMVで、自身のウエストラインを細く見せようとしてフィルターを使ったために、腕や背景の柵に奇妙な「歪み」が生じているという>

大物女性ラッパー、ニッキー・ミナージュの最新シングル「スーパー・フリーキー・ガール」のミュージックビデオ(MV)に、「体型補正のフィルター」を使った映像の加工が施されているという疑惑がネットで盛り上がっている。SNSにアップされた「検証動画」を見ると、空間やミナージュの身体の一部に「歪み」がみられるというのだ。

■【動画】ウエストの細さも周囲の歪みもはっきりと...映像加工の検証動画を見る

「problematicfame」のユーザー名を使用しているインスタグラムユーザーは、フィルターが使われた証拠だとして、MVの中のミナージュの「編集済み画像」と「未編集画像」を並べて比較してみせた。

2つの画像を比べると、ミナージュのウエストラインに大きな違いがあることはすぐに分かるが、このインスタグラムユーザーはさらに閲覧者たちに対して、背景の柵やミナージュの腕が妙に歪んでいる点に注目して欲しいと呼びかけた。これらの歪みは、ミナージュが痩せて見えるように補正フィルターが使われた可能性を示している。

problematicfameは投稿に、「ニッキー・ミナージュの新たなMVの中では、体型補正フィルターの使用による歪みが何度か起きている。かと思えば、まったくフィルターが使われていない瞬間もある」という言葉を添え、さらにこう続けた。

「このような技術が存在すること、それがここまで使われていることは、とても残念だと思う。ニッキーには愛を送りたい。編集なんかしなくても彼女はパーフェクトだ。彼女がそのことに気づいてくれることを願っている。コメントの際には敬意を忘れないで。何があろうと、ニッキーはゴージャスなのだから」

補正フィルターはあった方がいいとの意見も

この投稿はすぐに大きな注目を集め、ネットではさまざまな反応が起きた。ある人物は「君は目がいい。自分なら、こんなかすかな歪みには気づけないと思う」と書き込んだ。

別の人物は「こういうものは私たちの意識下に直接働きかけて、気づかないうちに不安感や自己嫌悪を抱きやすくさせる。本当に巧妙だ」と意見した。

これを受けて別の人物が、補正フィルターは必要かもしれないという考えを表明し、その理由についてこう記した。「つい先月、ミナージュが妊娠しているという誤報があった。記者たちが、彼女が妊娠していると勘違いしたからだ。自分を最高な形で見せたいと彼女が思っても責められない」

一方で別のインスタグラムユーザーは、そのようなフィルターが存在するなんて信じられないとして、「ビデオにまでこんなものが使われているのか」と驚きを表明した。

ミナージュは8月12日に、新曲「スーパー・フリーキー・ガール」とそのMVを発表した。今回話題になったこのMVは、YouTube上でこれまでに500万回以上視聴され、50万近い「いいね」を獲得している。同曲は1981年に発表されたリック・ジェイムズの名曲「スーパー・フリーク」をサンプリングしたものだ。ミナージュにとって、ビルボード・チャート「Hot 100」で首位に輝いた初のソロ曲で、8月下旬の時点でアメリカで最も売れている曲となっている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国万科、債権者が社債償還延期を拒否 デフォルトリ

ワールド

トランプ氏、経済政策が中間選挙勝利につながるか確信

ビジネス

雇用統計やCPIに注目、年末控えボラティリティー上

ワールド

米ブラウン大学で銃撃、2人死亡・9人負傷 容疑者逃
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の展望。本当にトンネルは抜けたのか?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 4
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 5
    現役・東大院生! 中国出身の芸人「いぜん」は、なぜ…
  • 6
    「前を閉めてくれ...」F1観戦モデルの「超密着コーデ…
  • 7
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 8
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 9
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 10
    トランプが日中の「喧嘩」に口を挟まないもっともな…
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中