最新記事

エンターテインメント

見られたくないモノを隠すディズニーの知られざる魔法

2022年2月16日(水)21時10分
若道いつき
米ディズニーランド

(※動画は本文中にあります) @themouselets/TikTok

<完全に溶け込んでいる訳ではないのに、なぜか目に入らない>

地球上で最も幸せな場所には、見られたくないモノを目立たなくする「魔法」がかけられている。

@themouseletsがTikTokに投稿した「ディズニーはこうして建物を隠す」と題された映像は、300万回以上の再生を記録。あまり知られていないディズニーの秘密が明かされ、ユーザーたちは驚きと興奮を隠せないようだ。

@themouselets this is how Disney hides their buildings! #disneyworld #disneysecrets #disneyfacts #imagineering #disneyplusvoices #epcot #themouselets ♬ Pirates Of The Caribbean - Main Theme - He's A Pirate - Geek Music

アメリカのディズニーパークでは「バイバイ・ブルー」「ゴー・アウェイ・グリーン」と呼ばれる2色の塗料が使用されている。

@themouseletsは「エプコット(米ディズニーワールドの4大テーマパークの1つ)の多くの建物はバイバイ・ブルーに塗られている」と、映像を用いて解説する。遠くにいるときほど効果を発揮するようだ。

この魔法の色は、ウォルト・ディズニー・イマジニアリング(WDI)の「イマジニア」が発明したもので、ゴミ箱など「地球上で最も幸せな場所」にふさわしくないモノに施されている。

実のところ、これらの色を塗ったところでゴミ箱や建物が完全にカモフラージュされている訳ではない。ただし、目がそれらを無視してしまうように設計されているため、意識して探さないかぎり目を奪われることはないのだという。

ディズニー専門の情報サイト「インサイド・ザ・マジック」によれば、バイバイ・ブルーは元々カリフォルニアのディズニー・パーク用に作られたもので、フロリダの空の色にはミスマッチだったようだ。そのため、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの背景に合うように調整され、今では2種類のバイバイ・ブルーが存在する。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国向け銅輸出加速へ 関税前に駆け込み=ゴールドマ

ビジネス

アングル:トランプ政権「投資誘致」の実態、バイデン

ワールド

リトアニアとフィンランド、対人地雷生産へ ウクライ

ビジネス

テマセク、運用資産が過去最高 米国リスクは峠越えた
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...APB「乗っ取り」騒動、日本に欠けていたものは?
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「ヒラリーに似すぎ」なトランプ像...ディズニー・ワールドの大統領人形が遂に「作り直し」に、比較写真にSNS爆笑
  • 4
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、…
  • 5
    犯罪者に狙われる家の「共通点」とは? 広域強盗事…
  • 6
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 7
    自由都市・香港から抗議の声が消えた...入港した中国…
  • 8
    名古屋が中国からのフェンタニル密輸の中継拠点に?…
  • 9
    人種から体型、言語まで...実は『ハリー・ポッター』…
  • 10
    「けしからん」の応酬が参政党躍進の主因に? 既成…
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 3
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸せ映像に「それどころじゃない光景」が映り込んでしまう
  • 4
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 5
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 6
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 7
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、…
  • 8
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 9
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 10
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 7
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 8
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中