FRB金利据え置き、中東情勢の不確実性指摘 年内利下げ予想1回維持
米連邦準備理事会(FRB)は17─18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を3.50─3.75%に据え置くと決定した。2025年11月撮影(2026年 ロイター/Elizabeth Frantz)
Howard Schneider
[ワシントン 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は17─18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を3.50─3.75%に据え置くと決定した。据え置きは2会合連続。同時に発表した最新の金利・経済見通しではインフレ率の上昇が示されたほか、年内の利下げ回数は1回にとどまるとの見通しを維持。米国とイスラエルによるイラン攻撃に伴う経済リスクを踏まえ情勢を慎重に判断していく姿勢を示した。
FRBは声明で「経済活動は堅調なペースで拡大している」とすると同時に、「雇用の伸びは低水準のままで、失業率はここ数カ月間、あまり変化していない」と指摘。「インフレ率は依然やや高止まりしている」とした。
同時に「経済の見通しを巡る不確実性は依然として高水準にある」とし、「中東における動向が米国経済に及ぼす影響は不透明だ」と指摘。FRBが担う物価安定と最大雇用という二重の責務の「両面に対するリスクを注視している」とした。
中東情勢に関する言及を除けば、今回のFOMC声明は前回1月27─28日のFOMC声明とほとんど変わらなかった。
今回の政策決定は11対1。ミラン理事が前回1月の会合に続き0.25%ポイントの利下げを主張した。前回ミラン理事と共に0.25%の利下げを主張したウォラー理事は、今回は金利据え置きに賛成した。
<金利・経済見通し>
今回の最新の金利・経済見通しで年内の利上げを見込む当局者はいなかったものの、2027年に利上げが必要になると見込む当局者が1人いた。
FRBの指標となる翌日物金利は年末までに0.25%ポイント引き下げられるにとどまり、昨年12月に発表された前回見通しと変わらなかった。FRBに対し大幅な利下げを要求しているトランプ大統領の主張とはなお隔たりがある。
FRBが重視するインフレ指標の年末時点の予想は2.7%と、現在の水準から大きく低下しないとの見方が示された。前回12月時点の予測の2.4%を上回っており、イランに対する軍事攻撃開始後に世界的に原油価格が急騰した影響が反映されている可能性がある。





