最新記事

韓国ドラマ

激烈受験バトルを風刺し大ヒット!『SKYキャッスル』は韓国非地上波の歴代最高視聴率も更新した

2021年5月7日(金)18時25分
佐藤 結
韓国ドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』U-NEXTで配信中 ©JCONTENTREE CORP & JTBC CONTENT HUB CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

<見どころは、かなり誇張された表現ながら、韓国の受験事情が詳細に描写されている点。サスペンスやブラックコメディーの要素を入れた『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』は、韓国テレビ界の歴史を塗り替えた>

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』の舞台は、医師やロースクールの教授など富裕層が住む高級住宅街「SKYキャッスル」。

あらゆる手を使って子供を有名大学医学部に入れようとする親たちの姿を、サスペンスやブラックコメディーの要素を入れつつ風刺的に描く。

2018~19年に放送されたこのドラマは、アクの強いキャラクターたちの極端な行動が次第に話題を呼び、最高視聴率は23.8%まで上昇。非地上波チャンネルの歴代最高記録を塗り替えた。

SKYキャッスルに住むハン・ソジン(ヨム・ジョンア)は、娘イェソをソウル大学の医学部に入学させたいと切望し、敏腕入試コーディネーター、キム・ジュヨン(キム・ソヒョン)と高額な契約をする。

一方、新たに越してきた童話作家のイ・スイム(イ・テラン)は、子供の受験をめぐって牽制し合う隣人たちの姿に違和感を持つ。

かなり誇張された表現ながら、韓国の苛烈な受験事情が詳細に描写されているのが見どころだ。

特に、日本のAO入試に近い「随時募集」で重視される内申書の内容を充実させるために雇われ、子供たちの生活を徹底的にコントロールする入試コーディネーターの存在には驚かされる。

ちなみに、「SKY」は、受験生たちの憧れである名門大学(ソウル、高麗/コリョ、延世/ヨンセ)の頭文字でもある。

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(2018~2019)
出演/ヨム・ジョンア、イ・テラン、キム・ソヒョン
U-NEXTで配信中 ©JCONTENTREE CORP & JTBC CONTENT HUB CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

(※韓国を飛び出し、世界で支持を広げ続ける「進撃の韓流」――本誌5月4日/11日号「韓国ドラマ&映画50」特集より。本誌では、さまざまなジャンルの注目ドラマ20作品を取り上げています)

202104_kiji_k-dramamovie_campaignbanner.jpg

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米政府系ラジオ・フリー・アジア、中国向け放送を再開

ビジネス

米テスラ、加州の販売停止回避 「オートパイロット」

ワールド

豪サントス、主要事業終了で10%人員削減へ 通期利

ワールド

対米投融資1号案件の人工ダイヤ事業、旭ダイヤやノリ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 2
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 7
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 8
    極超音速ミサイルが通常戦力化する世界では、グリー…
  • 9
    アメリカが警告を発する「チクングニアウイルス」と…
  • 10
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 10
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中