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韓国社会

告発する国、韓国 MeTooから拡大、芸能人の「黒歴史」暴かれる

2020年1月8日(水)20時00分
ウォリックあずみ(映画配給コーディネーター)

日本の場合はKutoo

さて、「〇〇Too」運動が広がりを見せるのは韓国だけではない。2019年日本では「#Kutoo」が誕生した。これは、グラビア女優でライターの石川優実がTwitterを通じて訴えた主張だ。女性が職場で辛いパンプスやハイヒール着用を義務付けられることに抗議したもので、Kutooとは「靴」と「苦痛」をもじった言葉からきている。この訴えは働く女性に支持され、2019年の新語流行語大賞トップ10に選ばれた。さらに石川はイギリスBBCが選ぶ2019年「100人の女性(100 Women)」に選ばれている。

女性に窮屈なハイヒールを強要することへの抗議として思い出されるのが、カンヌ映画祭のレッドカーペットだ。2015年にフラットシューズでレッドカーペットを歩こうとした女性に対し、映画祭側がドレスコードを理由に入場を拒否した事件が論争となった。翌年、これに抗議したジュリア・ロバーツが裸足でレッドカーペットを歩いたことをはじめ、2018年にはクリステン・スチュワートが途中でハイヒールを脱ぐなど、毎年何かと話題となっている。

SNSやスマートフォン普及によって過去に被害にあった人たちが泣き寝入りせず、過去の事件を告発できる環境となった今、自分だけなぜこんな目にあうのか......と一人で涙する必要はなくなった。人びとが、自分もそうだったと名乗りを上げ、団結しやすい環境になっているのはいいことだ。一人では戦えなかったことも支えあうことで解決に向えるようになってほしいし、何よりもこういったことが、新たないじめや事件の抑止につながっていくだろう。

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