最新記事

映画

2018年後半はABBAブーム巻き起こる? 『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』試写会ご招待

2018年7月10日(火)00時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

© Universal Pictures

<1970年代に世界的な大ヒットを巻き起こしたポップグループABBA。世代を超えて愛される彼らが今年後半また注目を集めそうだ>

「マネー、マネー、マネー」「Chiquitita」「ダンシング・クイーン」「Mamma Mia」......。スウェーデンのポップグループABBAの歌は彼らが活動していた70年代の世界的な大ヒットの後も、90年代のCDでのベストアルバム発表、そして1999年ロンドン・ウエストエンドで初演されたミュージカル『マンマ・ミーア!』、2008年にはその映画版と、時代を超えて常に世界中の人びとに愛されてきた。そして映画の続編『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』がこの夏公開される。

大ヒットした映画前作では、花嫁のソフィ(アマンダ・セイフライド)が、会ったことのない父親とヴァージンロードを歩くため、シングルマザーのドナ(メリル・ストリープ)に内緒でドナの元恋人3人を結婚式に招待したことから巻き起こる大騒動が描かれた。

新作ではその後、妊娠したソフィが島に戻り、ドナの親友のロージー(ジュリー・ウォルターズ)やターニャ(クリスティーン・バランスキー)と再会するところから物語が始まる。出産を不安がるソフィに、女手一つでソフィを育て上げたドナの過去を話すロージーとターニャ。若きドナと、ソフィの父親かもしれないサム(ピアース・ブロスナン)、ビル(ステラン・スカルスガルド)、ハリー(コリン・ファース)それぞれとの出会いが紐解かれていく......。
「ダンシング・クイーン」などABBAの名曲とダンスがふたたび観客を圧倒する、感動と興奮のミュージカル・コメディだ。

今回、本作品のニューズウィーク日本版特別試写会を8月13日に開催、読者の方80組160名様をご招待する。

ミュージカル、映画、そしてアバターでの新曲発表へ

ABBAが世界的に再び脚光を浴びるきっかけとなったのが1999年にロンドンで幕を開けたミュージカル『マンマ・ミーア!』だ。だが、ミュージカル化されたのは突然起きたわけではない。

1992年から活動を開始したABBAは、人気が集まるとともにメンバーが2組のカップルとなったが、途中で2組とも離婚。それとともに音楽的にもしだいに明るさが消え、82年には活動を停止し事実上の解散となった。その後、男性2人アンダーソンとウルヴァ―スは舞台音楽を手掛けるようになり、なかでも米ロの冷戦のモチーフにしたミュージカル『チェス』(作詞は『ライオンキング』『アイーダ』のティム・ライス)は世界で上演されるヒット作となった。この時期に『マンマ・ミーア!』プロデューサーのジュディ・クレイマーが二人と出会ったことで、ABBAのヒット曲を使ったミュージカルが立ち上がっていく。

結局、このミュージカル『マンマ・ミーア!』は1999年ロンドン初演から海を越えてブロードウェイでも2001年10月に幕を開け、2015年9月にクローズするまで14年間で5,773回上演されたほか、世界40カ国以上で公演されている。また2008年には映画化され、こちらもイギリスでは『タイタニック』の記録を抜き興行収入歴代1位という大ヒットとなった。

そしてこの春、ABBAのメンバーだったビョルン・ウルバースはこの秋に予定されているテレビの特別番組で、デジタル技術で再現されたアバの「アバター(分身)」がパフォーマンスを披露する予定だと明らかにした。

❤️ #abbaofficial #abba

@ abbaofficialがシェアした投稿 -

まさかの新曲発表が告知されたABBAのInstagram

この特別番組では世界のトップアーティストたちがABBAの曲をカバーするほか、ABBAのメンバー4人がなんとアバターで登場、新曲2曲を発表するという。そのうちの1曲のタイトルは「I Still Have Faith in You」。メディアと時代を超えてご機嫌なABBAサウンドはこれからも私たちを楽しませてくれそうだ。



映画『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』


 (c) Universal Pictures / YouTube

[監督・脚本]:オル・パーカー(『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』)
[出演]アマンダ・セイフライド(『レ・ミゼラブル』)、メリル・ストリープ(『プラダを着た悪魔』)、リリー・ジェームズ(『シンデレラ』)、ピアース・ブロスナン(『007』シリーズ)、コリン・ファース(『英国王のスピーチ』)、ステラン・スカルスガルド(『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』)ほか
[配給]東宝東和
【オフィシャルサイト】www.mammamiamovie.jp

2018年8月24日(金)東宝シネマズ日比谷、新宿バルト9ほか 全国ロードショー


『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』試写会
日時:2018年8月13日(月)18:00開場/18:30開映(終了時間:21:00頃予定)
会場::東京国際フォーラムA 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号

応募締切:2018年7月30日(月)12:00



submit.png





※当選の発表は試写状の発送をもって代えさせていただきます

ニューズウィーク日本版 コメ高騰の真犯人
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年6月24日号(6月17日発売)は「コメ高騰の真犯人」特集。なぜコメの価格は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

EU、金融統合の期限設定をと仏中銀総裁 「AI共同

ワールド

韓国、北朝鮮の核攻撃受ければ米が攻撃へ=情報機関ト

ビジネス

マツダ、米関税で国内販売強化 10都市を重点市場に

ワールド

エア・インディア、ワイドボディ機国際線運航15%削
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越しに見た「守り神」の正体
  • 3
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未…
  • 6
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 7
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 8
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 9
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 10
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中