トランプからは刑事訴追の動きまで...「圧力」受けるFRBパウエル議長に、副議長が支持を表明
2023年5月12日、米カリフォルニア州パロアルトのフーバー研究所で開かれた金融政策会議で発言するジェファーソン副議長。REUTERS/Ann Saphir
米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長は16日、米司法省による召喚状送付を巡り、パウエル議長は「最高の誠実さを持つ人物」だと評価し支持を表明した。FRBの独立性は、経済の潜在力を最大限に引き出すための基盤だとの考えを示した。
ジェファーソン副議長は、フロリダ・アトランティック大学での経済学会議の後、記者団の取材に応じ、パウエル議長を「非常に尊敬している」と述べた。
司法省はパウエル氏に対し、昨年夏のFRB本部改修工事を巡る議会証言に絡み刑事訴追の可能性を示す大陪審への召喚状を送付。パウエル議長は、FRBに対する利下げ圧力を強めるための「口実」だと批判している。
司法省の今回の対応は、FRBが政治からの干渉を受けずに金融政策を決定できるかという問題を改めて浮き彫りにした。ジェファーソン氏は「中央銀行が独立している国ほど、経済のパフォーマンスも優れている。これは経済の土台となる原則だ」と述べた。
パウエル議長への支持は米国内外で広がっており、共和党議員の一部もトランプ大統領のFRB人事承認を保留すると表明している。パウエル氏の議長任期は5月までで、大統領が近く後任を指名する予定だが、上院の承認が必要となる。
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