「世界で最も平等な国」ノルウェーを支える「富裕税」...なぜ他国には真似できない?
世界全体で見ると、富裕層の流出数で首位に立つのは英国で、外国人居住者向け優遇税制の撤廃後、1万6500人が国外転出すると見込まれている。アラブ首長国連邦(UAE)、米国、イタリアなどが主な受け皿になっている。
社会的な結束の強さと石油資源の豊富さというノルウェーの特徴のゆえに、このモデルを他国が模倣するのは難しいのかもしれない。経済学者らは、この国の経験は、どのような富裕税であれ、必ず経済的・政治的なトレードオフを伴うことを示していると言う。
前出のイアコノ教授は「富裕税がなければ不平等は拡大するが、導入すればスタートアップに回る資本は少なくなる」と語る。「政治はそのバランスを見極めなければならない」
アマゾンに飛びます
2025年12月2日号(11月26日発売)は「ガザの叫びを聞け」特集。「天井なき監獄」を生きる若者たちがつづった10年の記録[PLUS]強硬中国のトリセツ
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら





