円安を支える「見えざる力」...静かな円売りの正体、80兆円投資と為替の行方は?
トランプ氏が就任した今年1月。どんな奇策が打ち出されるのか世界中が身構える中、財務省が集計する日本の対外投資額は差し引き1.4兆円と、月間で2年ぶり低水準にとどまっていた。それが、トランプ氏が対米投資を繰り返し呼びかける中で次第に盛り返し、6月には5兆円超と過去2番目の高水準にまで膨らんだ。
6月は日本製鉄が米鉄鋼大手USスチールの買収を141億ドル(約2兆円)で完了させたタイミングで、一時的に金額が膨らんだ面もある。だが、1─6月累計で見ても16.1兆円と、年間で過去最大となった前年同期を1割近く上回るペースで推移している。
財務省のデータは6月が最新だが、7月以降も米国を中心に海外企業に対する買収や出資は続いている。1000億円を超えるものだけでも、住友生命保険やオリックス、三菱商事、日本郵船、ソフトバンクグループ、SOMPOホールディングスと相次いで発表されている。
市場では「海外に成長の場を広げるしかない日本企業の大型買収が増えており、当然(円が売られて)ドルの下支えになる」(三井住友銀行市場営業部為替トレーディンググループ長の納谷巧氏)との受け止めが一般的だ。
80兆円投資めぐる思惑
日本発の大型買収・出資案件が相次ぐ中、日米が関税交渉で合意した5500億ドル(約80兆円)の対米投資に対する思惑もくすぶっている。
ドル/円は1兆円の取引増で、おおむね1円前後の値動きが発生するとされる。仮に「半分の40兆円でも(取引が行われれば)、ドルを40円押し上げるような効果があってもおかしくない」(ふくおかフィナンシャルグループのチーフストラテジスト、佐々木融氏)と、強烈なインパクトを持ち得るためだ。
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