「高すぎる銅」は、いつ値下がりするのか?...50%トランプ関税が生んだ「銅バブル」の行方
コンコード・リソーシズの調査ディレクター、ダンカン・ホッブス氏は「税関を通った銅を再輸出できない理由はない」と述べつつ、そのためにはCOMEXのプレミアムが縮小に転じるなどの金銭的な動機が必要になるとの見方を示した。
今後の米国の銅価格に関する不透明感を助長し、恐らく押し下げ圧力になりそうなのは、トランプ政権が特定の国に対する追加関税の適用を免除する可能性だ。そうなるとCOMEXのプレミアムがはく落するだろうと複数の業界関係者は話す。
チリは免除対象候補の1つとなる公算が大きい。トレード・データ・モニターによると、昨年米国が輸入した銅の7割はチリからだった。米国はチリに対して貿易黒字を計上しており、政治的にも追加関税の適用除外にしやすい。
シティのアナリスト、トム・マルクイーン氏は、チリとカナダ、メキシコが最終的に「重要な貿易相手として、より低い25%の関税率を確保する」と見込んでいる。
もっとも今のところ前倒しで在庫を積み上げ、世界で一番割高な銅を保有している米国のトレーダーとしては、プレミアムが維持されている限り、在庫圧縮には動きづらいかもしれない。


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