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日本企業の「DX」の立役者が、意外にも「紙の本」からの情報収集を大事に考える理由

2022年11月26日(土)16時29分
flier編集部

Facebookのフィード、平積みのタイトルから未来をつかむ

── 情報量が多く変化の激しいなかで質の高いインプットを続けるために、高橋さんは日々どのような情報収集をしていますか。

Facebookでフィードに流れてくる情報には日々目を通しています。私がいいなと思っている方々や各分野の専門性をもった方々がピックアップしている情報なので、よいフィルターがかかっていて信頼できるからです。あえて探究するテーマを具体的に決めずに、流れてきた投稿を読む。そうすることで、「こういうテーマが話題なのか」と未来につながるトレンドをつかみやすくなるのです。

── あえてテーマを決めないのですね。情報収集のなかでも「本からのインプット」についてお聞きします。高橋さんは普段どのように本を選ぶことが多いですか。

主にビジネス書を幅広く読みます。以前は書店で平積みになっているものから興味をもった本を大量に買っていました。平積みのタイトルからは、いま話題のテーマ、そして将来注目されるテーマがつかめます。ただ、大量買いしていると場所をとってしまうので、いまは人からおすすめされた本を電子書籍で買い、そこからレコメンドされた本を買うことが増えました。そのなかで良かった本を紙の書籍で買い直しています。

私自身は、紙の書籍に書き込んで読むほうが、電子版で読むよりも記憶に定着しやすいですね。本を読んだ場所やページの箇所などの位置情報が関係するのでしょう。「この辺にこんなことが書いてあったな」とか。

積読(つんどく)してきた本を振り返ると、自身の関心よりも「知的コンプレックス」の歴史が客観視できて面白いなと思います。たとえば私の場合、経営に自信がもてなかったときは、「どうすれば人の心を動かせるのか」と試行錯誤していました。だから積読していた本は心理学の本ばかり。「本当はこの分野が得意になりたい」という願望が本棚に反映されていくのだと思います。

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