最新記事
朝鮮半島

韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の核開発にらみ軍事戦略を強化

South Korea Deploys ‘Monster’ Missile Amid North Korea Nuclear Threat

2026年1月20日(火)15時26分
ライアン・チャン
韓国「国軍の日」に展示された玄武5(右)と玄武4(左)

韓国「国軍の日」に展示された玄武5(右)と玄武4(左)(2025年10月1日、鶏龍) Kim Jae-Hwan / SOPA Images via Reuters Connect

<通常兵器でも質と量で「核」に対抗する──ミサイルの進化で韓国は東アジア全体の危機に対応できる実力を身につけつつある>

韓国が、その巨大さから「モンスター」と呼ばれる弾道ミサイルを実戦配備したことが報じられた。核兵器開発を進める北朝鮮に対する戦略の一環とみられる。

米国の主要同盟国であり、2万8500人の米軍が駐留する韓国は、北朝鮮による核・ミサイル攻撃に備え、「先制・防衛・報復」の三段構えで抑止力を高める「三軸体系」と呼ばれる軍事戦略を展開している。

北朝鮮は国際的な圧力や制裁にもかかわらず、ミサイル実験や配備を通じて核戦力の高度化を進めている。金正恩総書記は、米韓同盟に対抗するため「核の盾と剣」を強化すると宣言している。

韓国の聯合ニュースは1月18日、軍関係者の話として、弾道ミサイル「玄武5」の配備が昨年末に始まり、2030年に任期が終了する李在明大統領の政権中に完了する見通しだと報じた。

玄武5は全長約20メートル。8トンの通常弾頭を搭載し、北朝鮮のミサイルや指導部が潜む可能性のある地下施設を破壊するよう設計されている。韓国政府によれば「超高精度・超高威力」の攻撃が可能だ。

聯合ニュースによれば、玄武5およびその改良型を含め、韓国は「数百発規模の先進ミサイル」を配備する計画だ。

資産運用
「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒れる今こそ投資家が目を向ける「世界通貨」とは
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

焦点:道半ばの中国「社会保険改革」、企業にも個人に

ワールド

昨年の関税合意実施を米と確認、日本が不利にならない

ビジネス

米国株式市場=続落、ダウ453ドル安 原油高と雇用

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、スイスフランに逃避買い
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だったはずの中国が、不気味なまでに静かな理由
  • 2
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 3
    10歳少女がライオンに激しく襲われる...中国の動物園で撮影された「恐怖の瞬間」映像にネット震撼
  • 4
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 9
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 10
    【WBC】侍ジャパン、大谷翔平人気が引き起こした球場…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中