最新記事

ビジネス

上半期に最も「要約」が読まれた本は? 注目は「コミュニケーション」と「やる気」

2022年6月15日(水)16時57分
flier編集部

9位 『史上最高にわかりやすい説明術』

220615fl_brb11.jpg

史上最高にわかりやすい説明術
 著者:深沢真太郎
 出版社:秀和システム
 flierで要約を読む

プレゼンや商談など説明力が問われるシーンは多々あります。「あなたから説明を聞きたい」と言われる説明上手になるためには?

ビジネス数学の第一人者によると、「説明」とは「理解」を提供する行為だそうです。「わかった」を生み出す方法論を一挙公開します!

10位 『1分で話せ』

220615fl_brb10.jpg

1分で話せ
 著者:伊藤羊一
 出版社:SBクリエイティブ
 flierで要約を読む

2018年の刊行以来、ロングセラーとして愛されつづける『1分で話せ』がまたまたランクイン! 孫社長お墨付きのプレゼン術をまとめた、非常に“使える”一冊です。プレゼンにおける「良い例」と「悪い例」が見開きで提示されており、直感的に理解できるのもうれしいポイント。

プレゼンの勝率を上げたい人はもちろん、報・連・相や説明がうまくできるようになりたい人も、まずこの本を!

良書を読んで「いつでも、どこでも働ける人」になろう

今回のランキングでは、2021年後半〜2022年に発売された新刊と、それ以前の既刊本とでほぼ半々になっています。特に、2003年に刊行され平成で一番売れた新書である『バカの壁』が5位に入っていることも特徴です。ここ数年のトレンド通り、定評あるロングセラーが再注目されています。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に最後まで振り回された2021年でしたが、迎えた2022年、この半年間で「日常」はほとんど戻ってきています。一方で、多くの企業にとっては新しい取り組みであったテレワークやリモート会議なども、その便利さから、「日常」にしっかりと組み込まれているでしょう。

そのせいか今回のランキングでも、WEBの画面上で適切なコミュニケーションをとりたい、とたくさんの人が考えていることが伺えます。また、テレワーク環境でサッとやる気を出していく方法を探している様子も垣間見えます。

「いつでも、どこでも働ける社会」がこの先も続いていくことを見越して、しっかり順応しようとしている前向きな意思を感じるラインナップでした。

flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

flier_logo_nwj01.jpg

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米コロンビア大、全校規模の卒業式中止 ガザ反戦デモ

ビジネス

フランス自動車業界、2027年までにEV販売4倍増

ワールド

メーデー連休中の中国新築住宅販売、前年比47%減少

ビジネス

米新興EVのルーシッド、今年の設備投資の増大見込む
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    翼が生えた「天使」のような形に、トゲだらけの体表...奇妙な姿の超希少カスザメを発見、100年ぶり研究再開

  • 2

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが...... 今も厳しい差別、雇用許可制20年目の韓国

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    「真の脅威」は中国の大きすぎる「その野心」

  • 5

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 6

    メーガン妃を熱心に売り込むヘンリー王子の「マネー…

  • 7

    ウクライナがモスクワの空港で「放火」工作を実行す…

  • 8

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 9

    単独取材:岸田首相、本誌に語ったGDP「4位転落」日…

  • 10

    こ、この顔は...コートニー・カーダシアンの息子、元…

  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 5

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 6

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 7

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 10

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中