最新記事

BOOKS

大人として「恥ずかしい」思いをしないために読んでおくべき5冊の本

2022年4月15日(金)18時36分
flier編集部
悲しい顔のビジネスマン

RichVintage-iStock

<教養としてのポップカルチャー、言いかえ事典、10分仕事術、行動経済学入門、大人としてのマナー。本の作り手がいま最もオススメしたい5冊>

各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)

マンガやゲームの源泉にある「知」

新しい教養としてのポップカルチャー
 マンガ、アニメ、ゲーム講義

 著者:内藤理恵子
 出版社:日本実業出版社
 (※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

マンガ、アニメ、ゲームは、単なる子供の遊びではありません。アートとして、過去の古典や神話、哲学、歴史、文学、科学を引き継ぎ、現代の最先端の表現としての意味を持っているのです。なかには爆発的なヒットで時代を席巻する作品と、商業主義の荒波に飲まれ消えゆく作品がありますが、幼少時からそれら双方のアニメ、マンガ、ゲームにのめり込み、ポップカルチャーの「沼」を歩んできたロスジェネ世代の宗教学者が、自身の苦難を糧に大胆な仮説と切り口でポップカルチャーの深層を読み解きます。

「人は何で生きるのか?」それに答えようとしてきたのが、哲学や文学です。しかし、今日、人文系学問は無用呼ばわりされ、社会科学、自然科学も実用一辺倒に傾斜しています。これは危機です。

本書はこの危機に抗し、楽しく面白いポップカルチャーの魅力を紹介しつつ、その源泉にある哲学や文学などの「知」のエッセンスを伝える「ポップカルチャー教養主義」宣言です。
(日本実業出版社 編集部 松本幹太)

「そんなつもりで言ったんじゃ...」をなくす

誤解されがちな言葉を好かれる表現に変える言いかえ事典200
 著者:磯部らん
 出版社:秀和システム
 (※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

職場で自分が発言したあと、周囲がシーンとなった経験はありませんか? 自分が悪意なく発言したことでも、言われたほうは「どういう意味で言ったんだろう?」「この人、失礼な人だな」と受けとめている可能性があります。

たとえば目上の人が「若いんだからもっと仕事できるでしょう」と言うことがあります。以前はよく聞く言葉でしたが、現代ではハラスメントと受けとめられる可能性もあります。仕事がたくさんこなせる・こなせない、ということに年齢は関係ないからです。「あなたならできると期待しています」と言いかえれば、相手はがんばろう、という気持ちになるはずです。

本書には、人間関係を円滑にするための、200の言いかえ法を掲載しています。×「あなたのことを思って......」→〇「私はこう思うよ」、×「~~しておいてあげた」→〇「~~しておきました」など。この本を使って相手の心に届く言葉に言いかえましょう。職場に一冊あれば役立つ一冊です。
(秀和システム 第4編集局)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ローマ教皇「レバノンは平和努力継続を」、初外遊で指

ビジネス

法人企業統計、7─9月期設備投資は前年比2.9%増

ビジネス

ハセットNEC委員長、次期FRB議長に指名なら「喜

ワールド

英財務相、予算案巡り誤解招いたとの批判退ける 野党
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業界を様変わりさせたのは生成AIブームの大波
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    メーガン妃の写真が「ダイアナ妃のコスプレ」だと批判殺到...「悪意あるパクリ」か「言いがかり」か
  • 4
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 5
    「世界で最も平等な国」ノルウェーを支える「富裕税…
  • 6
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 7
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 8
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 9
    中国の「かんしゃく外交」に日本は屈するな──冷静に…
  • 10
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 5
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 9
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 10
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中