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人間関係と仕事における「失敗」から、自分の身を守るために読むべき3冊の本

2022年3月2日(水)12時06分
flier編集部
失敗

yamasan-iStock

<怒りやすくなった人、プレゼンが苦手な人、組織の先行きに不安を感じる人......そんな人たちに、いまオススメしたい3冊を紹介>

各出版社の「これはぜひ推したい!」という新刊本を紹介。発行に携わった出版社の担当者たちが、それぞれの本のエッセンスやおすすめのポイントなどをご案内します(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。

以前より怒りっぽくなっていませんか?

『アンガーマネジメントで読み解く
 なぜ日本人は怒りやすくなったのか?』

 著者:安藤俊介
 出版社:秀和システム
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

かつて「日本人は怒らない」という世界のジョークがありましたが、最近の日本人は怒りやすくなっていると思いませんか? もしかして、自分自身、以前に比べて怒りやすくなっていませんか?

実際、この10年間でアンガーマネジメント講座への申し込みが10倍に増えました。日本人は、一般的に自己肯定感が低く同調圧力に弱いので、じつはそもそも怒りをコントロールすることが難しい傾向にあったのです。

怒ることそのものは、悪いことではありません。問題は不要な怒りを燃やし、それがクセになってしまうことです。普段から怒りで消費している人は、よりムダに、必要以上に怒りやすくなります。

そこで、これまで100万人以上の怒りを鎮めてきたアンガーマネジメントの第一人者が、「なぜ日本人は怒りやすくなったのか?」をイチから解説し、対策を講じてもらいました。

これからの日本は、ますますヒトを怒りに走らせるようになります。大きな失敗をしてしまう前に、今日からアンガーマネジメントで身を守りましょう。
第4編集局:丑久保和哉

緊張しやすい人も「図解」資料で安心

『トヨタグループで学んだ誰にでも伝わる
 図解資料作成術!』

 著者:森川翔
 出版社:自由国民社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

話し方を磨いているのに、いざとなったら緊張してうまく話すことができない!

そういった経験をした方は多いでしょう。

現在トヨタのグループ会社・デンソーテクノで働いている著者の森川翔氏も口下手でプレゼンが上手くできずに、こまっていたビジネスパーソンの一人。

ある日、「図解を使って相手に伝える研修」を受けてビジュアル化した資料が作れれば、プレゼンを聞いている聴講者と同じイメージを共有でき、認識の齟齬が無くなることに気付きました。

以来、会社でそのメソッドを伝え続け、社内コミュニケーションを円滑に進めるコツを発信してきました。

プレゼンではパワポをつかった発表が多いかと思います。機能が多く、どれを使えば伝わる資料になるか悩むことでしょう。本書が提唱するのは四角と矢印と線をつかって表現するシンプルな方法。

スッキリと、伝わりやすく、簡単に表現できるコツを多数掲載しました。ビジュアル化した資料を作り、それに沿った話し方をすると、聴講者にもわかりやすいプレゼンとなります。

資料作りは話し方を磨くことの威力にも匹敵するのです。
自由国民社編集部・三田智朗

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『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

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