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中国株式市場のCSI300指数が7%下落、大引けまで取引停止続く

導入開始当日からサーキットブレーカーが発動される波乱の事態に

2016年1月5日(火)11時38分

1月4日、中国株式市場で、CSI300指数<.CSI300>が7%下落、サーキットブレーカーが初めて発動され、大引けまで取引が停止となった。写真は南京市で昨年12月撮影。提供写真(2016年 ロイター/China Daily)

 4日の中国株式市場で、CSI300指数<.CSI300>が7%下落、サーキットブレーカーが初めて発動され、大引けまで取引が停止となった。

 きょうから導入されたサーキットブレーカー制度では、CSI300指数が5%上昇ないし下落した場合、サーキットブレーカーが発動され、中国のすべての株価指数および株価指数先物が15分間取引を停止する。また7%上昇あるいは下落すれば、その日の取引は停止される。

 財新/マークイットがこの日発表した12月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が48.2と、景況改善と悪化の分かれ目となる50を10カ月連続で下回ったことなどが、株価下落の背景にある。

 昨年夏の相場急落時に大株主らに割り当てられた株式の売却禁止期間終了が間近に迫っていることも、売りにつながっているもようだ。

 

[上海 4日 ロイター] -


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