コラム

ビル・クリントンの醜聞再び?エプスタイン文書に「上半身裸」写真の衝撃

2026年02月26日(木)17時20分

2028年大統領選の民主党候補をめぐる予想が熱を帯びるなかで、かつて党内で圧倒的な力を持っていたクリントン夫妻の存在は影を落としそうだ。「クリントン疲れ」という言葉が生まれたのは、クリントンの私的スキャンダルが史上2度目の大統領弾劾につながった27年前のことだった。

職務遂行能力は高く評価され、退任まで人気は高かったが、次期大統領選に出馬した自分の副大統領からは距離を置かれていた。有権者がクリントンのスキャンダルや言い訳にうんざりしていることが世論調査で示唆されたからだ。大統領選は結局、政治経験の浅いジョージ・W・ブッシュが勝利を収めた。


ある意味でヒラリーの大統領への挑戦が失敗に終わったのも、この疲労感が原因と言えるかもしれない。ヒラリーは2度の選挙でいずれも政界の新参者(オバマとトランプ)に敗れた。特に2度目の大統領選では、何かと評判の悪い対立候補に敗北。トランプ時代の幕を開ける結果を招き、民主党は「チーム・クリントン」と完全に決別すべきだという声が高まった。

ジョン・オソフ上院議員やロー・カンナ下院議員(いずれも大統領候補を目指す可能性あり)は、関連文書に繰り返し登場する面々を「エプスタイン・クラス」と呼び、支持を広げている。現在の経済格差やポピュリズムの高まりは、金融規制緩和やNAFTA(北米自由貿易協定)といったクリントン政権時代の政策決定への再検証を迫っている。

プロフィール

サム・ポトリッキオ

Sam Potolicchio ジョージタウン大学教授(グローバル教育ディレクター)、ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授、プリンストン・レビュー誌が選ぶ「アメリカ最高の教授」の1人

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア、キューバ情勢の激化懸念 人道問題の解決訴え

ワールド

ハンガリーの独立系ラジオ免許不更新、EU最高裁が違

ビジネス

独テレコム、第4四半期は中核利益が予想上回る 見通

ビジネス

ラガルドECB総裁、「任期全う」示唆 早期退任観測
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 5
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 6
    最高裁はなぜ「今回は」止めた?...トランプ関税を違…
  • 7
    3頭のクマがスキー客を猛追...ゲレンデで撮影された…
  • 8
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 9
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 10
    2月末に西の空で起こる珍しい天体現象とは? 「チャ…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 6
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 9
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 10
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story