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NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショックの行方は?
ところで、今回の市長選では、共和党の予備選に勝った公認候補が存在していました。カーティス・スリワ氏という人物で、長年「非武装の民間自衛団、ガーディアン・エンジェルス」を率いて市内の治安維持に貢献してきたユニークな存在です。ですが、スリワ氏は大昔からの「トランプ嫌い」で有名であり、それが災いしてか今回の選挙戦では全く票が伸びませんでした。
では、共和党の基礎票はどこへ行ったのかというと、マムダニ氏の対立候補で、元知事のクオモ氏(民主、今回は無所属)に流れました。トランプ氏自身がクオモ氏を支持するような言動を見せたし、クオモ氏もトランプ支持層へのアプローチを再三行っていました。つまり、治安維持を優先し、トランプ氏の姿勢にも与しない硬派のスリワ氏ではなく、共和党支持者の多くは、自由経済を支持するということでクリントン=オバマ路線を支持したのです。こうした連携は、今回だけの限定的な動きなのかは、注目していく必要があります。
これに対して、民主党内の動向は複雑です。まず、同じ左派系のバーニー・サンダース上院議員やAOCことアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員などはマムダニ氏の熱烈な応援団です。彼らは、今回の勝利に自信を深めて、もしかしたら大きな野心を抱くかもしれません。
民主党穏健派はマムダニを支持せず
具体的には、AOCが来年の中間選挙で下院から上院への鞍替えを狙って、現職のチャック・シューマー院内総務の引きずり下ろしにかかるかもしれないのです。その先にはAOC自身の大統領予備選への立候補にも待望論があります。
一方で、民主党の穏健派の立場は複雑です。自身が2年毎の選挙で勝っていかなくてはならないジェフリーズ下院院内総務や、改選の近いキャシー・ホークル知事は、若者の票が欲しいのでマムダニ支持に回りました。ですが、バラク・オバマ元大統領は最終的にマムダニ氏を支持しませんでした。
その結果として、クリントン=オバマ路線の穏健派はマムダニ氏を支持せず、市長選では予備選に負けたにもかかわらず無所属で出馬していたアンドリュー・クオモ前NY知事を支援したのです。民主党としては、完全に分裂した格好となりました。そのクオモ氏をトランプ氏とその支持層が支持した中でも、マムダニ氏は逃げ切ったのでした。この民主党内の確執が2026年の中間選挙、そして2028年の大統領選にどのように影響するのか、こちらも大変に注目されます。
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